見出し画像

学園祭から遠のいたなあ…

11月後半。
大学の学園祭シーズンも終わりに近づいています。
首都圏では、東京大学の駒場祭と慶應義塾大学の三田祭がこの時期に開催されて、学園祭シーズンを締めくくっていた記憶があります。

大学生の時は、サークルやゼミで出店したりブースを出したりしていたので、学園祭というと自分にとっても一大イベントでした。
大学を卒業した直後は、後輩がまだ大学にいたこともあり、学生時代の友達と一緒に顔を出していましたし、夜は夜でそのままOBOG会に突入したりしていました。

しかし、歳を重ねるにつれ、結婚や出産などでライフステージが変わっていき、友人たちの足が次第に遠のいていきます。
さらにその時期にサークルも人が減って出店をやめてしまったようで、わざわざ学園祭の時期に集まる必要もなくなりました。

残るはゼミですが、毎年OBOG会が開かれていたことや、自分が編集を担当した書籍を現役の学生さんが教科書として使ってくれていたことなどもあり、ゼミの研究発表のブースには継続して顔を出したりしていました。もちろん、先輩だからといって偉そうに指導できることなど何にもなく、どういうことを調べたのか教えてもらう、という感じです(学生さんからすると、面倒なOBが顔を出してきやがった思われたかもしれませんが、嫌な顔をせず応対してくれるあたり、流石だと思いました)。
マスコミ論のゼミに所属していたこともあって、メディア関係に就職する学生も多く、卒業生といつ仕事で接する機会があるかわからないということもあり、現役の学生さんのフォローをすることは、巡り巡って自分に返ってくる可能性は大きいと思っていたのです(長く業界にいると、そういう機会はやはり増えていきます)。

しかし、私も学術書の編集を離れ、ゼミの先生もご退職されたため、差し当たって大学にお邪魔する用事がなくなり、仕事と子育てで忙しいこともあって母校の学園祭への訪問もご無沙汰しています。

もちろん、お仕事でお世話になった先生方や、ゼミの先輩で研究者になられた方など、大学に行けばお会いできるのですが、(少なくとも自分の中で)大学と近いと思っていた時期が過ぎ去ったのだな、と。
SNSなどで母校の学園祭の様子がアップされているのを見て、そんなことをしみじみ思いました。

一方で、地域や職種の同窓会に呼ばれることが増えてきて、行ってみると同世代も多くて驚いたり(昔はだいぶ年上の人しかいないイメージでしたが…自分もそれだけ生きてきたということですね)。それはそれで新しい出会いがあって楽しいですね。

こうして母校が、「今」から「思い出」に変わっていくわけですが、昔を懐かしむことはあっても、「昔はよかった」とはまだ言いたくないな、と思ったりします。とか言いつつ懐古趣味のある人間だから、いつまでたっても母校に顔を出したりしていたのかもしれませんが、人生のステージが変わっていくことも積極的に楽しんでいきたいですよね。

ともあれ、ソウルフード巡りは好きなので、母校か否かに関係なく、各地のソウルフードを紹介していければと思います。笑

いいなと思ったら応援しよう!