子どもと1日中一緒に過ごせるって本当に幸せなことだと思う
10月になった。
育休を5月から始める予定だったのが、まさかのパンデミックで娘が生まれた直後の3月中旬からほぼ在宅することになり、気づけば半年以上が経った。
こんなにも長い期間、学校にも行かず仕事にもいかず、ずっと家にいるという経験は後にも先にもこれがはじめてなわけで、こんな自分は大丈夫なんだろうか?と時々不安が襲う。
SNSで友人知人の発信を見ていても、フラっとどこかへ買い物に出かけても、周りはみんな働いている人ばかりで。
育休取って子育てやってみたことのある人はわかるはずだけど、子育てするって本当に大変。精神的にも肉体的にも。
それでもまだどこか、『育休=お休み≒バカンス』という図式が世の中の多くの人の中にはあるような気がしてならない。(特に男性の中では)
育児休業(育児休暇)という名前がついているので、どうしても休んでいる人(≒ラクしてる人)と思われてるんじゃないかと思ってしまったりもする。(ただの被害妄想かもしれないけど)
育休取って仕事から離れている人に対して「お前は休めていいよな」って思ったり言ったことがある方がいまこのnoteを読んでくれているのなら、僕は声を大にしてこう言いたい。
「だったらお前もやってみろ。休めると思ったら大間違いだぞ。」と。
もちろん父親としてどう育児に関わっていくのかは家族の数だけやり方があるので、僕が「父親たるものこうすべし」みたいなことを言うつもりはない。
でも、育休は取れるなら取った方がいいと思う。
実際に取ってみたら全然「休業」でも「休暇」でもなくめちゃめちゃハードな毎日で、むしろ仕事してる方がラクだと本気で思う。
僕に至っては育休取って1ヵ月で40度の高熱出したり、全身筋肉痛でほとんど動けなくなるし、(コロナ禍の影響も相まってだけど)家族以外にはオンラインですらほぼ会わない生活を半年近く続けたところで軽い鬱状態に陥ってしまったり・・・
こんなこと書いたら育休を勧めたいのか「やめとけ」って言いたいのかよくわかんないかもしれないけど、それだけしんどくてもやっぱり育休取れるなら取った方がいいというのが僕の結論だ。
*
毎年この季節になると思い出すことがある。
それは、子どもの誕生を目前にして亡くなってしまった友人のこと。
どうしてそんなことになってしまったのかって悔やんでも悔やみきれないし、友人として近くにいながらも何もできなかった無力さに絶望もした。
つまるところ、僕もあなたもいつこの世から消えてしまうかなんて誰にもわからない。明日かもしれないし半世紀以上先かもしれない。
でも、わからないなら、あまり考えすぎず今しか選べない時間の過ごし方を選べばいいんじゃないかと思う。
もちろん、今あなたがやってる仕事が今しかない人生で貴重な経験ならば、育休より仕事を優先することも全然アリだ。
でも子どもが保育園に通いだしたら、それから小中高大とずっと日中は学校に行ってしまっているのが普通だ。そしていつしか社会人になったら遠方へ出て行ってしまうかもしれない。
仕事が休みの土日は一緒に過ごせると言っても、親にしても子どもにしても家族と過ごす時間ばかりを優先するわけにもいかない。
そう考えたら、毎日毎日、1日中子どもと過ごせる時間って本当に生まれてからの数年間しかない。本当に貴重な時間。
毎日怪獣みたいな3歳児と宇宙人みたいな0歳児の相手をしてりゃイライラもするし「もう会社行きたい」って思ったりもするけど、それでも振り返れば、絶対にこの時間を愛おしく感じるんだろうと思う。
人様の家庭の事情に首を突っ込むようなことは言わないつもりだけど、「育休取ろうと思えば取れる」くらいのパパは、ぜったい取った方がいいと僕は思う。
ただし、「ぶっちゃけしんどい」って思うことは多いことを覚悟して。
*
僕の育休は残り3か月。
不安や悩みもいろいろあるけど、今しかない時間をしっかり噛みしめて生きたいと思う。
このnoteは、日々の暮らしのことや、小さな気づき・学びを綴っています。僕の日常のひとコマがあなたの行動のきっかけになればうれしく思います。
この記事の表紙画像は RitaEによるPixabayからの画像 をお借りしました。ありがとうございました。
お気持ちだけでも嬉しいです。ありがとうございます!