佐藤好彦(yoshihiko)

グラフィックデザイナー、ウェブデザイナー。 メディアのデザインやプランニング、コンサルティング、デザイン関連の執筆。 著書に『デザインの教室』『デザインの授業』『フラットデザインの基本ルール』『ビジネス教養としてのデザイン』など。経団連推薦社内報審査委員。

佐藤好彦(yoshihiko)

グラフィックデザイナー、ウェブデザイナー。 メディアのデザインやプランニング、コンサルティング、デザイン関連の執筆。 著書に『デザインの教室』『デザインの授業』『フラットデザインの基本ルール』『ビジネス教養としてのデザイン』など。経団連推薦社内報審査委員。

最近の記事

あるとき、突然

ふと視界に入ってきた 蚊を手のひらでつぶす こんな風に、あるとき、突然 命が終わることが 普通にあるんだな 続いていた時間が 突然、途切れるかもしれないんだな

    • あたらしい風景

      むかし銭湯があって、 しばらく廃墟のようになっていたところが あたらしいマンションになった。 ここに住む人は、 昔の景色は、知らないんだろう。 そうして、街は変わっていくんだろう。 あたらしい風景が 古い景色を消し去ってゆく ぼくらの記憶も消し去ってゆく

      • 毎日、暑いですね

        うちは、ほかよりは かなり涼しい 冷房をつけなくても 過ごせないことはないくらい でも 「毎日、暑いですね」と言われると 「暑いですね」と答える それが大人というものだから 説明すると長くなるから

        • 外には出ない

          Amazonの荷物を受け取って 荷物の暑さで酷暑を感じる 配達してくれてありがとう という気分になる なんだかごめんなさい という気分になる でも、外には出ない 水道のじゃぐちをひねると お湯のような温度 しばらく流していないと そうめんも冷やせない 家猫としては そろそろおさかなも食べたいけど でも、外には出ない 外には出ない 暑すぎるから 外には出ない

          そうめん、たべたい

          こんな日には そうめんがたべたい つるつるっと そうめんがたべたい そうめんしか たべたくない みょうがをきざんで つるつる

          そうめん、たべたい

          そうめん、たべたい

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          体重計がこわれて、 しばらく買い替えていなかった。 そろそろ買ったほうがいいかなと いつも思っていたんだけど、 なんとなく、あとまわし。 年明けに、やっと買ってみた。 数年ぶりに、恐る恐る、 体重計に乗る。 数字をちょっと見て、 見なかったことにして、 服を少し脱ぐ。 大きくではないものの、 少々のショック。 外にも出ていなかったし、 まあ、これくらいは 仕方ないかな。 これからは毎日 体重計に乗るようにしよう。 ちょっと服を脱いで。

          表組み至上主義を終わらせる

          デジタル庁:幹部等人事が決定しました https://www.digital.go.jp/posts/kMccIpBR PDFを開かないと情報が伝わらない役所の記事でPDFを貼ることには、考える必要があると思う。原本としての一次資料としてリンクするのは価値がある。ただ、PDFを開かないと内容を確認することができないのは、特にデジタル庁としてどうなんだろう。これだけが悪いわけではなく、役所のサイトの標準的な表現方法になっているけど、それを変えるためのデジタル庁だと思うので、ま

          表組み至上主義を終わらせる

          Noto Sansをすべてのデジタルデバイスに

          デジタル庁 ブランド https://www.digital.go.jp/about/brand Noto Sansを公共文書の標準フォントに デジタル庁のブランドを表現するフォントとしてNoto Sansを使うのは良い選択だと思う。それならOSメーカーに働きかけて、主要OSにあらかじめインストールされているようにしよう。日本語の文書がどんな環境でも、ほぼ同じに表示・編集できるという統合的な日本語環境が実現できることは、DX的にも大きな価値がある。 多様な環境で、変わるこ

          Noto Sansをすべてのデジタルデバイスに

          生活に色を加える

          今回のiMacのカラーバリエーションが、どういう過程で生まれてきたのかという部分に興味がある。 PCのあり方の転換期初代のiMacは、「パーソナルコンピュータ」と言われながらも、OA機器的でしかなかったPCのデザインに対して、「パーソナル」な位置づけをデザインとして提案したというところに意義があると思うのだけど、今のリモートワークの状況というのは、PCを使った仕事そのものが一気にパーソナルなスペースに入ってきていたという意味では、初代iMacの登場の時期以来の大きな転換期と

          生活に色を加える

          Clubhouseブームと映像疲れ

          Clubhouseが流行っていますが、昨年の後半くらいから、多くの人が「映像疲れ」を感じているんじゃないかと思っています。 昨年の夏くらいまでは、オンラインでのコミュニケーションを模索する時期だったと思います。多くの人がZoomなどのツールによる会議や講義、その他イベントでの有効な活用法を模索し、おおよその形ができてきて、細かい説明をしなくても問題なく運用できるような状況になってきました。 新型コロナによる先行きの不安はあったものの、新しい状況へ対応するというのは、大変で

          Clubhouseブームと映像疲れ

          ピクセルパーフェクトで十分なの?

          ピクセルパーフェクトが話題になっているみたい。こういう職種間の問題は、触れると危険な感じはするけど、論点がそこなのかなと思う部分がある。自分が見かけた範囲では、ピクセルパーフェクトじゃないとダメとか、そうじゃなくてもいいとか議論されていたのだけど、そもそもピクセルパーフェクトで十分なのかな? 重ねてみて揃っていればOK?ウェブの場合、レスポンシブにしても、リキッドな部分があることが多いし、そこに入ってくるコンテンツも、いろいろなバリエーションが考えられるので、ある特定の環境

          ピクセルパーフェクトで十分なの?

          ウェブの文字づめについて

          9月9日にオンラインで開かれた『FONTPLUS DAY Vol.27 〜佐藤好彦さんとフォントおじさんのウェブタイポグラフィ対談〜』に出演させていただきました。そこで紹介しました文字づめについて、まとめておきます。 見出しの文字づめこれは2017年のType&の時にお話したものですが、前回のFONTPLUS DAYで、Illustratorでレイアウトしたデータをそのまま表示したいというご意見があったので、改めてお話しました。 必要なデータは、gitHubの以下のページ

          ウェブの文字づめについて

          オンラインはしご酒に参加してみました。

          昨日は、Zoom、Google Hangouts、Skype Meet Now、Microsoft Teams、Cisco Webex Meetings、Facebook Messengerを試すオンラインはしご酒企画+Wherbyと、Remoの体験をしてみるオンライン飲み会に、時間かぶりつつ参加しました。「オンラインはしご酒」ってセンスいいですよね。その体験&ちょっと自分で試して復習してみた感想を。まずは、Zoomはわかると思うので、それ以外から。試したレベルのものが多いの

          オンラインはしご酒に参加してみました。

          「なんだか怖い」が潰してしまうもの

          Zoomのセキュリティ問題は、意図しない参加者が入ってきて荒らしをするという運用的な問題、PC自体のセキュリティの問題、通信の暗号化の問題という、切り分けて考えられるべき3種類の問題が、整理されることなく、印象ばかりで語られてしまっていると感じます。 組織の方針を決める層には、ITやセキュリティに詳しくない人も多く、報道から受ける印象だけで、「なんとなく怖い」「なんとなく危なそう」ということで物事が決まってしまうことがあります。こうした印象で、適切な判断がされないのは良いこ

          「なんだか怖い」が潰してしまうもの

          オンライン講義との良い出会いのために

          先日、ZOOMを利用してオンラインのセミナーを行いました。セミナー形式で2時間(その後の懇親会を含めると4時間!)をやってみると、通常のミーティングとしての利用とは異なる部分をいろいろ感じました。そこで考えたこと、試したこと、反省したことなどをまとめてみます。 空気感を伝える工夫オンライン生配信による講義というは、今重要になってきているメディアの利用法だと思います。そこでは、メディアの特性を活かして利用するということが重要でしょう。 オンラインでの開催ということで、東京に

          オンライン講義との良い出会いのために

          はなれていても、伝わる

          本というのは、 そもそも (時間的・空間的に) リモートで思想や感情を伝える ツールだったよね。 はるか昔からそれで、 学んだり、感動したり、 時には涙を流したりもしてきた。 レコードやCDもそう。 時には実際に作者に会う以上のことを 受け取ったりもしていたはず。 人にはそれほどの感受性がある。 今、「ネットでは伝わらない」 というような偏見をもつ必要は まったくないと思うんだよね。 もちろん違いはあるけれど、 特性を活かせばいいだけのこと。 それぞれに良さはある。

          はなれていても、伝わる