Could a 4-day workweek become the norm?/週休三日制は実現できるか?
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アメリカMarketplaceより話題を一つ。イギリスで61企業、2900人を対象にした週休3日制の実験プログラムが施され、企業にとっても生産性が上がり、従業員にとっても育児にかかる費用を抑えたり、企業への忠誠心やパフォーマンスが上がったりと、双方にメリットがあることがわかり、ほとんどの企業がプログラム後も週休3日制を継続し、そのうちのいくらかの企業は永続的に週休三日制にすることを決めたとのこと。
ここ日本ではリクルートが週休3日制を、導入したと聞いたことがある。それでも成果を出すことは必須であるから休日に仕事を持ち込まなければならないことも多いとか。我々建設業界では、週休二日が長いこと叫ばれ、週休三日など夢のような話であり、重労働になればなるほど休みが取りにくいという状況は変わらない。
生産性や労働の質の上昇、そして需要喚起の効果もあるから政府は休日を増やしていきたい意図があり、数年前には有給の5日の消化が義務化された。こんな我々の中小企業でも今のところ従業員がサポートしあうことによってなんとか有給の5日消化は達成できており、従業員によって土曜日の休みが重なれば週休3日になる時もある。なかなか休みを増やすというのは悪と捉えられる日本にとって実行しにくい部分が多いが、法律を遵守すれば、意外と休みが多くとれるようにはなってきている。
ただそこには、顧客満足の上昇または最低でも維持と効率性の増加のための工夫は欠かせないだろう。顧客満足を最大限に高めるという信念を持ちつつ、偏見を捨て不必要な労働も削減していくという両方の試みが大事であると思う。縛られる時間はできるだけ少なくして、そのおかげによって各従業員が自発的に時間外に努力をしようと思わせる環境が理想であるのかもしれない。
働かない国が多いと言われるヨーロッパではサービスの質が低いとも言われ、ギリシアなど財政が破綻する国も現れ、やはり働かない国は貧乏になるからよくないと一時期日本でそのようの考えが盛り返した時代もあった。どこに価値観を置いているかの違いであろうが、それこら年月が経ち破綻した後でも幸せに暮らしているだろう人達を見れば何が正しいのだろうと再度思わされる。
週休3日制の流れはAIや機械化による必要労働の低下によるものも大きいと思われるが、やはりホワイトカラーの仕事の比率に多いことであり、それがブルーカラーの職業にどう浸透していくかというのが課題となるだろう。機械化は人々の仕事を奪っていく側面が大きくなるのか、余暇を増やす側面が大きくなるのか興味深いところであった。
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