【東京新幹線日帰り旅 2】

東京への日帰り旅の途中、渋谷周辺から麻布十番に食事に行き、地下鉄を複数乗り換える必要があった。麻布十番は東京に住んでいた時に時々食事をした店があるからアクセスの仕方をよく覚えておきたかったのだが、麻布十番は南北線と都営大江戸線の最寄駅で、どちらも地下が深く、高齢者にとっては便利な駅とは言えない。

今回、行きは渋谷駅から半蔵門線で青山一丁目で都営大江戸線に乗り換え麻布十番まで行き、帰りは南北線で麻布十番から永田町まで行き半蔵門線で乗り換え渋谷駅に行った。

乗り換えにけっこう時間を要して、高齢の母親には少しきつかったようだった。急に麻布十番に行くことにしたのであまり時間をかけて調べられず、後から調べてみると、銀座線の溜池山王駅での南北線への乗り換えが比較的時間がかからない方法ということがわかった。

渋谷駅から溜池山王へ行くには余分に半蔵門線から銀座線に乗り換える手間がかかり、半蔵門線の表参道駅のホームの向かい側には銀座線のホームがありアクセスがしやすくその方法があったことは昔東京に住んでいだ時に知っていたが、もうだいぶ前の話であり記憶にはなかった。

東京メトロの銀座線、半蔵門線、そして丸の内線は作られた時期がそれほど新しくないからなのか、乗り換えアクセスが優れている駅が多くあったという記憶はどこかにあったが、そんな今の日常に必要のない記憶はどんどん消されていくのであり、よくその消された記憶を最近は感じることがよくあるのは年齢を重ねてきた証拠であろう。

こういった乗り換え方法は一つの技という印象も持ち、普段何気なく乗り換えの少なさで漠然と乗っている人もいるのではないだろうか。やっぱりこういったことにも常に探究心を持ち改善していく姿勢が普段の生活の向上に役立つのだろうと改めて思ったのであった。

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