【クラウドは万能ではない】
節約のために、先日iCloudの容量を2TBから200GBに戻した。200GBに抑えるには、大きな古いファイルをクラウドから削除する必要があった。
しかし、家族でデータ容量を共有しているため、200GBではギリギリ足りなくなり、結局またAppleの家族向け2TBプランに戻さざるを得ないことになった。写真が増えたり、バックアップを取ったりするには200GBでは不足しがちで、結果的に2TBが必要になる。2TBあると安心だが、使わない容量も多く無駄に感じるため、その中間くらいのプランがあれば良いのにと思う。
古い大きなファイルは、二つの外付けハードディスクにのみ保存するという昔ながらの方法に戻した。しかし、物理的なメディアにはデータ損失のリスクもあるため、今はクラウドの余った容量を使ってバックアップを三重にするかどうか迷っている。
クラウドの欠点は、クラウド上だけに保存していると、他のデバイスにデータをコピーする際に、一度パソコンなどにダウンロードする必要があり、時間がかかることが多い点である。こうした場合、外付けハードディスクのほうが速くて便利である。
サーバーもクラウドだと遅いことがあり、さまざまな理由でオンプレミス回帰の動きもある。クラウドが万能ではないという認識が広まりつつあるが、一方で、最近ではオンプレミスサーバーシステムへの攻撃による被害もニュースになっており、クラウドの安全性を見直す声も根強い。
データが増え続けると、クラウド容量を無限に追加購入し続けなければならなくなる。そのため、一度の購入で済む外付けハードディスクを選び、データが増えたら追加購入するというのが一般的な考え方だろう。これに関連して、サブスクリプションではなく、一回限りの購入で済むクラウドサービスへの需要もあるのではないかと思う。
何事も万能ではないので、データ保存についてもさまざまな工夫が必要だと感じている。
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