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家の購入の是非

自分は新聞はとっていないからたまに実家で新聞についてくる広告を見ると新鮮で発見がある。今日見た建売の広告を見ると、5年ほど前に自分は家を建てたが、当時の同じような建売の物件に比べて驚くほど高かった(約1000〜1500万円ほど高い)。

間違いなく今の世界的なインフレによる資材•原料価格の高騰によるところが大きく、一時的な部分もあると思うが、これほどまで上がるのだろうかと驚いた。日常生活品はそれほどでもないが、建設費用は価格高騰が顕著でありインフレの様子が伺い知れる。しかし、世の中は物の値段の平均である物価として捉えるとデフレであり、景気はよくないと言われる。これだけの住宅の価格高騰でも在宅ワークの普及により住宅の着工が増えているのは不思議である。

5年前、家を購入した要因の一つは、まず家賃を払うということは資産として残らないということであった。はやく建てればその分生涯での家賃の支払いが少なくなるということである。次に金利が低かったということが挙げられる。金利がその後上がるということは考えなかったがやはり金利が低いということは変わらぬ事実でありそれも購入の理由の一つであった。当時、その後インフレが起こるということも予想していなかったが、基本的には物の価格は経済の成長により上がるから家というのははやめに購入したほうがいいのだろうか。

家を買うデメリットはもちろんある。まず、一旦購入してしまうと融通がきかなくなることである。賃貸ならば契約を解除すればすぐ別の場所に移り住むことができるが、家を購入するとそういうわけにはすぐにいかない。世の中の変化が激しい今の時代には変化に対応がしにくい家の購入は薦めないと言う人も多い。また、家の購入は維持などのお金がかかるから負担はやはり大きい。そして、海外に比べて日本は家の資産価値が下落するのが当たり前であるから、資産としての価値もあまり残らずそして融通性のなさを長年強いられることにもなる。一方、アメリカや韓国では老朽化に関わらず、時を経ても家の資産価値というのは上がる傾向にある。

自分はこの先移動もないと考えていたので思い切って購入したが、この先どうなるか不透明なところがあるのも確かである。バブル期のように高すぎる時に買ってしまい資産価値が下がるということもあり、今はコロナによる供給減の要因によるバブルのようなところもあるから、今は買い時ではないと考える。

基本的にははやく購入すると快適さを長く享受できるし支払の負担を考えると早い方がいいというのはあるのではないだろうか。しかし、投資対象としては、一般家庭は基本的に不動産業のようにいろいろな物件に分散投資をしてリスクを軽減することはできず、一つの資産に高額の金額を投入する家の購入というのはリスクが大きく良いとは言えないだろう。

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