長く続くアンパンマン一強時代
アンパンマンについては前にも言及したことがある。次女は2歳8ヶ月となり、アンパンマン好きのピークは過ぎたが、昨日保育園に次女を送りにいくとアンパンマンと連呼している同級生の女の子がいた。どちらかというと男の子がアンパンマンを好きなイメージがあったから、女の子が言っているというのも気になったが、最も強く感じたことはアンパンマンが2-3歳の子にとって寡占というのか独占企業のような存在になっているのではないかと言うことだった。実際には女の子の方がアンパンマンを好きという意見もある。最近うちの次女はアンパンマンについての言及が少なくなってきたからこそここにきて再度アンパンマンの連呼を聞き特にそう思った。
2-3歳と言うのがミソで、長女はその歳ぐらいの時は幼稚園に通っていなかったのでそれほどアンパンマンにはとりつかれていなかったが、その歳ぐらいに保育園や幼稚園に通い始めた子はアンパンマンの環境が多く、誤解を生むといけないのでアンパンマンは全く法律上違法を犯しているわけではないのだけれども、IT業界におけるGAFAMのような存在になって、子供達は頭がアンパンマンでいっぱいになるということである。2-3歳というのは馴染みやすさわかりやすさと言う点でアンパンマンが好きになりやすくアンパンマン以外の選択肢がなかなか生まれないというのもあるのだろう。
独占と言えば、先日、中田敦彦さんが松本人志さんがお笑いの審査員をやり過ぎていると批判して炎上していた。その中で、中田敦彦さんの笑いは知性がないとわからないと自分自身のことを述べる一方、松本人志さんはアンパンマンのような皆に好かれる存在というようなことも言及していた。
実際にはダウンタウンのお笑いは元々わかる人だけわかればいいというような方向性であったから、アンパンマンという表現は違う気がするのだが、ある有名な一つの対象が独占的な存在になってしまうということはよくあるということである。
ジブリやアンパンマンがNetflixなどのサブスクに登場しないのは、サブスクに登場せずとも充分な人気がある存在であるに違いないが、それほど頭の中がそれらのアニメでいっぱいになっている子供達の親からしてみればサブスクにも登場してもらいたいものである。
ここ最近、以上のように独占という言葉をよく耳にしたのでふと思いついたことなのだが、お笑い界にとっても、幼児アニメ業界においても独占的な存在が良いのか悪いのか、弱肉強食の資本主義においては仕方のないことなのか考えさせられたのであった。
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