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コーヒーサミット2020にて
ホンジュラスプリンセス農園 ナチュラル
先日お邪魔した「コーヒーサミット2020」の
チモトコーヒーさんで購入した、ホンジュラスプリンセス農園のナチュラルのお豆の備忘録。ゲイシャとは違う香味、酸味。ホンジュラスのお豆自体が優美なフレーバーを持ち、ドライフルーツを思わせる華やかな風味が特徴なのだが、チモトコーヒーの方いわく、「完熟した実だけを用いた種類です。これが本当のコーヒーの味なんです」と。加工法が与える味の印象を振り返れば確かに的を射ている。
みずみずしい味わいのウォッシュト
水洗式(ウォッシュト)は広大な土地の大農園で主に行われており、大きな水槽に収穫したお豆を入れ、浮いてきたお豆は取り除き、果肉をふやかして剥がすのだ。その際発酵が起き、みずみずしい味わいに影響する。
力強い余韻が楽しめるパルプドナチュラル
半水洗式(パルプドナチュラル)は軽くすすいだ後、ハンドパルパーと呼ばれる手回しの果肉を取り除く機械にかけられ、種子を覆うパーチメントという籾殻のような皮を通して乾かした後、脱穀される。発酵過程が無い分、やはり穀物味が増し、ハーバルで力強い風味に仕上がる。
華々しく果実味が詰まったナチュラル
一方で、乾燥式(ナチュラル)は読んで字のごとく、果肉のまま、天日干しをした後、手作業などで果肉を剥がしていく。果肉を通して、その土地の気候や風がお豆に旨味を与えているなんて、なんだかロマンに溢れている。話が反れたが、そういうわけで、魅惑的な果実味を与える加工法なのである。古くは中南米でもブラジルや、あとはアフリカ諸国で行われていたが、近年では広い地域で用いられる加工法のようだ。
昨年、ホンジュラスマルカラを飲んだけれど、全く違う印象。キャラメルやナッツを思わせる印象は無かった。元々、優美なフレーバーを持つホンジュラスのお豆を、ナチュラル加工したら、それはそれは美味しいにきまってる!!あまりの珍しさに、勧められたコーヒーには目もくれず、迷わず手に取ったお豆。アラビアンモカサナニ以来の感動。誰しもが「コーヒーってこんな味」と想像するような味からはかけはなれた、フルーティーさ、甘さ。とっておきの味わいでした。
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