遠回りのようで、結局は近道
天職実現アドバイザーの吉枝瞳です。
最近、立て続けに、
個人のビジネスをされている方お二人と、
お話しする機会がありました。
最初の方は、
ご自身のビジネスのご説明をされて、
〇〇な方がいらっしゃたら紹介してくださいと
おっしゃいました。
最後に、もう一度、
ご紹介いただきたいのはこういう方ですという
念押しもありました。
私に期待する行動は、ある意味、とても明確でした。
2人目の方は、
あまりご自身のビジネスのことは話さず、
私のやっていることについてたくさん質問して下さり、
この方と繋がった方がいい、こうしたらよさそう!などと、
色々アドバイスやご意見を下さいました。
不思議なもので、
とても明確な依頼をされた最初の方より、
ビジネス自体もあまり説明をされず、
特に依頼もされなかったお二人目の方の方が、
よりどなたかにお繋ぎしたいという気持ちになりました。
どうして私のビジネスの事ばかり話して、
ご自分のことは話さないのだろう?と
不思議に思い、質問してみました。
すると、帰ってきた答えは、
誰かがビジネスで悩んでいる時、
その壁打ちになって、自分ならどうするかと考えるのは、
実践的でとてもよい勉強になる。
また、誰かに喜んでもらえたら嬉しいし、
人に喜んでもらえると、結局自分に戻ってくる。
情けは人のためならずです
ともおっしゃっていました。
なるほどなぁと思いました。
それから、ビジネス交流会などで、
どなたかと話す際は、
どうにか相手の方にとって、
少しでもお役に立てないかを、
自分のメリットは度外視で考えるようになりました。
すると不思議なことに、
自分の依頼を中心に話していた頃より、
ご紹介を多くいただけるようになってきました。
「返報性の法則」という言葉があるように、
相手から受けた好意などに対して、
お返ししたいという心理が働くそうです。
自分のことばかり考えるのではなく
利他の気持ちで考えて行動していると、
結局自分に返ってくるということです。
遠回りのようで、結局はこちらが近道に感じました。