子供の悩みは手放すー信じて見守る
こんばんは!
天職実現アドバイザーの吉枝瞳です。
私の天職実現サポートのお客さまのY.T.様は
高校3年生の女の子のお母さんです。
Y.T.様とお子様について書きます。
少し長いので2回に分けて。
第一志望、第二志望の学校は受験で失敗してしまい、
陽気で明るい子の多い雰囲気は
自称陰キャの自分には合わないかもと思いながら
この第三志望だった高校に進学したそうです。
そんな状況でもあり
元々高校生活を楽しめていない感じでしたが、
コロナ感染拡大で休校期間が続き、
学校へ行くモチベーションがすっかり下がってしまいました。
そして
高校3年の6月、
「通信制高校に転校したい」と
言い出したそうです。
Y.T.様は驚き、
「あと9か月なんだから、このまま頑張って卒業した方が良いよ」
と言ったそうです。
状況は変わってきているし、
色々な道があるとは言え、
これから世の中を生き抜いていくには、
なんだかんだ言っても、
まだまだ一般的ではない通信制高校より
そこそこ偏差値の高い全日制高校の方が
色々な可能性が広がりそうということは
容易にわかります。
でも
高校生活に、
仲間との大切な思い出やいわゆる青春を期待せず
卒業資格が得られれば良いと考えていたお子様の言い分は
卒業するために
受験科目以外もそれなりに頑張って勉強しないといけない今の高校より
通信制高校で、卒業するための労力は最低限にして
その分受験勉強に集中したいと。
浪人生のように
朝から塾の自習室に行って勉強したいと。
遅刻ギリギリになりながらも
毎日通学していれば
生活リズムは守れるけれど
通学しなくなると
時間管理など含めて
自律した生活をできるか
かなりの不安があったと言います。
でもY.T.様は
初めてお子様が自分の意思を示したことを尊重し
この決断が良い方向へ進むきっかけとなることを信じて
通信制高校への転校手続きをしたそうです。
そして、
7月から通信制高校の生徒になりました。
でも、
現実はなかなか厳しかったそうです。
初日から
起床時間は夕方
朝から行くはずだった塾の自習室へ行ったのは午後6時頃。
毎日、
「明日は9:00に起こして」などとY.T.様に頼み、
朝から起きて頑張るつもりはあるようですが、
朝になると気持ちが負けてしまい
夕方まで寝てしまう日々。
通信高校のレポートや授業も
全く手つかず。
でも前期は
ギリギリだったけど
どうにか間に合って提出し
単位を取得しました。
後期になると
レポートも出さず
スクーリングにも行こうとしません。
塾の授業、自習室にも全く行かなくなりました。
その頃から
家の中で何時間も突っ立っている
そこに物理的には存在するけれど
会話が成り立たないなど
奇妙な行動が増えていったそうです。
精神的にも不安定になっているようなので
カウンセリングや心療内科へ行くことも考えましたが
薬漬けになってしまうのも怖くて踏み切れなかったと。
(明日に続く)