ワーママはコスパよりタイパを重視せよ!
4歳0歳を育てる、現在育休中のワーママよしこです。
今回はワーママはコスパ(コストパフォーマンス)よりタイパ(タイムパフォーマンス)重視した方がいい、というお話です。
何にお金をかけるかの価値観は人によって違いますが、価値観や対象物がなんであれ、金額が大きくなればなるほど人はコスパを考えがちです。
モノを購入する場合、1台3役と聞くと「それならコスパがいいから買おうかな」という気持ちになりますよね。
ですが、一方で無形商材の場合はコスパに落とし込みづらく、なかなか決断できないケースも出てきます。
例えば、シッターサービス1時間○円、家事代行○円、プロのお掃除○円、などはそもそもその価格が適正なのかわかりにくいところがあり、「コスパ」の概念では判断しづらいところがあります。
なるべく安い方がいいに越したことはありませんがこういったサービスの場合は極端に値段が低くても質に不安が出てしまうので、より一層悩みますよね。
あるいは、育休中のママは「何かしたい」という気持ちが強く資格取得や講座受講などを検討するケースもありますが、高額講座を見るとなかなか一歩を踏み出せないということも少なくないと思います。
特に高額な商品やサービスに関しては、「この金額を払う価値があるのか」と悩むことも多いはず。
この時、一般的には多くの人が真っ先に考えるのがやはり「コスパ」です。ですが、「タイパ」視点を取り入れることで、より良い判断ができると考えています。
私は育休期間の前半で高額講座(子育て関連)の受講を決めました。この講座の受講を決めたことで、「ママはタイパを重視した方が良い」という気持ちがより一層強くなったので、悩めるママの決断の一助になるかも、と思い今回のテーマに取り上げました。
私が受講を決めた講座は全5回、1回4時間で合計20時間。価格は数十万円というものでした。正直、最初は「高すぎる・・・」と躊躇しましたが、少し冷静になって「この講座で得られる知識を自分で学ぼうとしたら、どれだけの時間がかかるだろうか?」と考えてみたんです。
タイパについてはすでにご存知の方がほとんどだと思いますが、投資した時間に対してどれだけの価値が得られるかを示す指標です。
上記の講座は、モンテッソーリやレッジョエミリアなどの考え方をベースに、脳科学や人間の発達発育などあらゆる子育てに関する知識が盛り込まれた、実施協会の理事が独自に開発したオリジナル講座でした。
世の中にはあらゆる子育て本があり、1つのメソッドについて理解するにも何百冊もの本が存在します。もし私が知識を得たいと思う場合、それらを取捨選択し、育児の合間に読破し、知識を蓄えた上で日々の育児で実践することが必要になります。
ですが、その前提で講座の中身と同じ内容を自分で学ぼうとすると、膨大な時間と労力がかかると感じました。また、一人で学ぶよりも専門家から直接指導を受ける方がはるかに効率的で、理解も深まります。
さらに、この講座には以下のような付加価値もありました。
受講者がメソッドを実践するためのコミュニティへのアクセス(無料)
補講の受講権(同じ講座が今後開講された時に何度でも無料で受講可能)
最新の情報を継続的に得られる機会があること
最低でも子どもが成人を迎えるまでの十数年使える知識の獲得
これらの要素を総合的に考えると、一見高額に思えた講座も、実は相当な価値のある投資だと判断できました。
また、このタイパの考え方は、日常生活のさまざまな場面で応用できます。
例えば、外食。
自宅で料理を作ろうとすれば、食材の買い出しから調理、後片付けまで多くの時間も労力もかかります。それを考えると、外食にお金を使う価値が見えてくると思います。
先ほど例にあげたシッターサービス、家事代行、プロのお掃除も同様です。
自分で全てをやろうと思うと、相当の時間と労力がかかるわけです。
予測不可能かつ理不尽なことの連続である育児をこなすだけでも余裕がないのに、さらに仕事が上乗せされている時間に追われるワーママにとって、この「タイパ」の考え方は本当に重要です。
育児、仕事、家事をこなす中で、自分の時間をどう使うかがママの精神安定剤要素になります。またそういう時間をどれぐらい作れるかで、日々の生活に充実感を得られるかも変わってきます。
シッターや家事代行サービスを利用するかどうか迷った時、「高いな」と感じたり「頑張って自分でやればタダだから私が頑張ればいいだけ」と考えるのではなく、「そのサービスを利用することで生まれる時間で何ができるか」を考えてみてください。
自己投資も同様です。もし本当にやりたいこと、学びたいことが見つかったら独学で時間をかけて学ぼうとせず「プロや専門家から学び、時間を節約すること」を意識してみてください。
時間は有限。そして家族の誰よりも時間が必要なのはママです。
ママが自分に使える時間がどれだけあるかは家族の幸福度にも影響すると私は思っています。時間はお金で買えます。だったら買いましょう。
これが私が思うコスパよりタイパ重視論です。
もちろん、すべての決断にこの考え方を適用する必要はありません。また、価値観や経済状況によっても判断は変わってきます。ここでお伝えしたいのは、コスパだけでなくタイパという視点も持つことで、より多角的に物事の価値を判断できるようになることです。
最後に、この「タイパ」の考え方を実践する際のポイントを改めていくつか挙げてみます。よければ参考にしてみてください😊
自分で同じことをやろうとしたら、どれくらいの時間がかかるか具体的に想像してみる。
その時間を他の何に使えるか、またそれによってどんな価値が生まれるか考える。
一時的に高額でも、長期的に見れば価値のある投資かもしれない、という長期的な視点で考える。
どんな付加価値があるかも考慮に入れる。
自分の時間の価値を適切に評価する。(特にママは、自分の時間の価値を過小評価しがちで、自己犠牲思考になりがちなので注意。)
「時は金なり」とはまさにその通りで、育児と仕事の両立が求められる今のママにとってますますその重要性が高まっていると感じます。
高額な買い物や投資を迷った時は、ぜひ「タイパ」の視点も取り入れて判断してみてくださいね。