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「あなたは家族よ、永遠に。」


普通に生活していたらなかなか出会わない言葉。
言われると心の底から嬉しいのです。


日本に家族と友達を置いて、不安と緊張を抱き締め1人で乗り込んできたNZでの生活もおわり。9ヶ月の長い旅だった。



帰国前2日間の宿泊のためだけに帰った元ホームステイ先は5ヶ月前と同じように男ばかりでジョークや下ネタが飛び交って、騒がしかった。前と変わったのは11歳の弟が声変わりしていたこと。親みたいな気持ちになった。


今まで10数人のホームステイを受け入れてきたこの家族にとっては、誰かが戻ってきて泊まることなどは特別なことではないのだろう。今回も僕がきても当たり前にみんなは自分の生活をする。ちょっと特別なのは「最後のディナーは何がいい?」と聞いてくれたこと。

BBQにした。


5ヶ月間の話をたくさんした。
BBQを食べ終わり、弟たちとFIFAをした。
お風呂に入り、寝る準備をした。
Mother と喋った。




「あなたは家族よ、永遠に。」




ホームステイをしていた3ヶ月間も、2日間のためだけに帰ってきた今回も、家族はいつも通り生活をする。


それこそが、僕にとってはとても特別なこと。


弟の声変わりに悲しく嬉しくなったのも、望んだディナーを食べれることも、お互いの5ヶ月間の話を知りたくなるのも、弟たちがFIFAが上手くなっていたことも、dadと一緒に料理の準備をできたことも、Motherと寝る前に喋ることも、


この言葉を言われたことも。










明日の朝この家を出て、NZとは当分お別れ。

NZ に愛する家族と友達たちを置いて、ワクワクを抱き締め1人で出国をする。

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