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タバコを吸う方には読んで欲しくない『タバコ時間が長い社員の活かし方』

◆タバコを吸う人の気持ち!?



ある上司の方からいただいた質問です。
「タバコの時間が長い社員を
 どう指導したらよいでしょうか?」

読者の皆さんなら、どんな指導方法が良いと思いますか。
一緒に考えていきましょう。

タバコを吸う人は、どんな気持ちで吸っているのでしょうか。
一般的には、ストレスの発散、気分転換
社交のためなどと耳にします。

◆否定しても変わらない



私は長年喫煙者に
「タバコは体に悪いよ!
 どこがそんなにいいのかわからない!
 辞めた方がいいんじゃない!」

さらに皮肉を込めて
「高い税金を払ってもらってありがとう!」
と言ってもまったく効果はありませんでした(涙)。

それでも懲りない私は「タバコ休憩が長くないですか」
なんて言ってしまったため険悪な雰囲気にも

そもそもタバコを吸わない人はタバコ嫌いなはずです。
だから吸っている人を見ると嫌悪を覚えます。

さらには、こっちはまじめに仕事しているのに
タバコ休憩なんてあるのはおかしいと思ってしまうでしょう。
私もそうでしたし今でも正直そう思っています(苦笑)。

ただ、このメルマガでも何回かお伝えしているように
人は否定されると、たとえ言われていることが正論であっても
自己防衛をします。

反発としての言い訳や隠すようになります。
これではいつまでも対立関係のままで
良い方向には進展しません。

◆見方を変えよう!



そこでやって欲しいことは、
タバコを吸う人への見方を変えることです。

そんなことはできないという気持ちはわかりますが、
タバコのことは一旦脇に置いてください。

その社員が出している成果やまわりへの影響にフォーカスしてみましょう。
タバコ時間が長いダメな社員という決め付けを外してみると

意外に成果を出しているかもしれません。
また、周りを和ませ職場を明るい雰囲気にしたりしているかもしれません。

そこに気づいてあげて(年上部下を想定)
「いいですね、すごいですね、
どうやってやっているのですか?」
教えてくれませんか?」

というような承認と相手に関心を示すアプローチしていると
本人は嬉しくなってきます。

また、どんなことをしているのか聞いていると本人なりにがんばっていることもわかってきます。

そこに「そうなんですね。
〇〇さんしかできないことですね。
おつかれさまです」

と本人ががんばっていることを労ってあげましょう。
すると、本人は『わかってくれているな』という気持ちになっていきます。

◆本人の主体性を引き出す



その会話からチームへの貢献や自分の有能感を感じることでき
やる気も湧いてくるでしょう。

仕事への成果やまわりへの影響についても自分でも意識を向けるようになります。
当然、仕事のストレスも減ってきます。

こうなれば、タバコより仕事や仲間優先に。
ストレスも少なくなるのでタバコ時間も減ってくるでしょう。

一方、上司も今まで気になっていたタバコ時間があまり気にならなくなるはずです。

タバコ時間が長いと否定しても反発や隠し事が多くなるばかりです。
その社員の成果や長所を伸ばすことにフォーカスすれば
自然とタバコどころではなくなってくるのではないでしょうか。

対立関係のままでは、何も解決しません。
相手を知り相手を認めてつながりをつくる関係から
すべては始まると私は考えます。

◆今回の質問

【タバコを吸いたい社員は、どんな気持ちでいるでしょうか?】

次回に続けます!お楽しみ!

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