起きたことを「事実」と「考え」を分かれば、感情的にならずにすむ!情熱所長シリーズVol.35
さて、お子さんや部下のちょっと仕草や行動を見て感情的になってしまうことはないでしょうか。ちょっと下を向いていただけで、やる気がないと思って、「何をやっているの!」なんて言ってしまうことがあります。
でも、こんなとき、お子さんや部下はしょんぼりしてしまい、貴方も嫌な気持ちになってしまいます。
本当は相手に元気になってもらいたいと思っているのに。今回は感情的にならず伝えたいことを伝える方法を吉田部長に教えて貰いましょう!
では、はじまりです!
自分の「考え」に怒ってはいないか?
情熱所長
『吉田部長、怒鳴ってしまったときは、潔く謝ることが大事だと教えて貰ったのですが、
その前にどうやったら感情的にならずに済むのでしょうか?』(汗)
吉田部長
「おっ、だんだん成長してきたね。本質的なことを探求しはじめたのは流石だよ。
感情的にならないための方法はいろいろあるけど、今日はその中の一つで起きたことを【事実】と【考え】に分ければ、感情的にならずに済む方法を教えようか!」
『えっ、起きたことを事実と考えに分けるって初耳です。興味あります!』(笑)
「例えば、情熱所長が話をしていて部下が下を向いていたとしよう。
情熱所長は、これをどう考えるかな!?」
『そうですね。下を向いているので、この部下は私の話に興味がないのかな。気合が足りないな。せっかく話しているのにちょっと腹が立ちますね!』
下を向いているのは何が原因?
「う~ん。やっぱりそう思うか。部下が下を向いているということは事実だけど、関心がないというのは情熱所長の考えだよね」
『そっ、そうですねー。部下が関心ないということは私の考えですね』汗
「そうだろう。関心がないかもしれないし、そうでないかもしれない。
もしかして情熱所長が怖いのかもしれない」笑
『えっ、そんなに怖い顔して話しているかな』汗
「それは、部下にしか分からないこと。だから関心がないということは確認しないとわからないことだよね!?」
『なるほど、そうなると私は自分の考えに腹を立てていることになるわけですね』
考えを事実と捉えるから感情的になる!
「そうそう、情熱所長は“部下は私の話に関心がない”という自分の【考え】を【事実】として捉えて“気合が足りない。腹が立つ”と感情的になってしまっているんだ!」
『う~ん、そうかそう言われてみるとそうですね』汗
「だから、起きていることを【事実】と【考え】に分ける必要があるね。
部下が下を向いているということは【事実】、関心がないというのは【考え】、というように【事実】と【考え】を分けることができれば、【考え】の関心がないって本当かな?と気づくことができる!」
『なるほど~。そうすれば冷静に下を向いている原因を考えられそうですね!』
自分の考えは確かめてみる!
「そうそう。だから、下を向いている部下に、“〇〇くん、元気がないようだけど、どうしたのかな?”と聞いて欲しいんだー」
『そうですね。怒る前に下を向いている原因を確認しないといけないですね!』
「情熱所長が怖いとは言わないと思うけど、“実は情熱所長の話についていけないんです”とか“ちょっと私には難しいです”と言ってくれるはずだ」
『そうか、そうしたら、どんなところが難しいのか聞いてみればいいわけですね!』
「そうなんだ。そうすれば、どこが分からないかはっきりしてくるだろう!?」
『そうですね。そこをやっていなかった気がします』
「大切なことは部下が下を向いているという【事実】に対して、関心がないと自分の【考え】を【事実】と勘違いしないことだ。こういうケースは他にもあるだろうから、自分の考えで感情的になってしまわないように気を付けたいね」笑
『確かにやっています』汗
「だから、自分の考えについては、質問して確かめていけば、部下の状態もわかってきて、適切な情報を提供できるようになり部下も安心できるわけだ」
『わかりました。起きたことを【事実】と【考え】に分けてから行動します!』
では、今回の質問です!
「それは、事実ですか?それとも貴方の考えですか?」
次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v
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