『ときメモ3』+『喧嘩番長2』創作プレイ絵日記 後編
本記事は10年前に個人サイトに載せていたプレイ絵日記の転載です。
同時期にプレイしていた『ときめきメモリアル3』と『喧嘩番長2』を無理やり合体させた創作プレイ絵日記になります。
おっさん番長日記 9
白鳥や卓男が夏祭りで牧原さんといちゃついてたわけだが、 全く羨ましくない。断じて強がりではない。その理由は……
最近仲良くしてくれる女の子が出来たのだ!神条芹華さんです!
雨降りの中傘を貸してくれた事が縁で、今では休みごとにデートを繰り返すようになった。
やーいやーいどうだ、白鳥・卓男。 お前らの牧原さんよか断然美人だぞ!!
ぐうの音も出まい!!はははは!!
ドンッ!!
誰だよ、背中押したやつは・・・
ひっ!ま、牧原さん・・・?
あの女・・・白鳥と卓男キープしてるくせに、いっちょ前に嫉妬に狂いやがって・・・
おっさん番長日記 10
陣場・武心女子・房総工業と順調に黒真連合傘下をぶっ潰してきたわけだが、 次のターゲットは石田哲平率いる國志摩高校だ。
極悪非道で卑怯という事はまさか僕の彼女の神条さんを人質に取るのか!? と思ったが別にそんな事はなかった。意外と正々堂々してたわ。
「黄金の右腕」!? 石田が右手を挙げると大勢の部下が一斉に襲い掛かるとかそういう暗号か!?
特に何も無く、普通に殴り合いをして普通に倒せました。
ねえねえ、黄金の右腕って結局なんだったの?
おっさん番長日記 11
洸立館高校、女連れのイケメン番長「芝原 勳」に続き
黒岩高校、殺人コンピューター(笑)「岩谷 五郎」を撃破し、 残すはラスボス番長「剛田 竜司」ただ一人となった。
剛田の居る、古宿の奥へ奥へと進んでゆき・・・路地を抜けるとそこは
魔界でした。
おっさん番長日記 12
うおー!
どうだ見たか!俺の必殺「ぐるぐる回して眼を回させる」技!
こうして黒真連合リーダー剛田は、もえぎの高校番長・吉田輝和にぐるぐる回され、 黒真連合は崩壊したのだった。
お!お前ら出迎えてくれてんのか!ていうか何しに来たんだよ!来るなら一緒に戦えよバカ!!
あ・・・いや・・・あの、尻触るの止めてもらっていいですかね・・・?
極東線沿線を血に染めた黒真連合は番長と仲間達によって、 その短い歴史に終止符を打ち、極東線沿線は昔どおりの活気を取り戻した。
ただただ穏やかで、心地よい日々が続いてゆく。
――そして時は経ち・・・
あれ・・・みんな随分騒がしいけど・・・なにかあったのかな。
おっさん番長日記 13
最近頻繁に起こる学校荒らし……盗まれてる物はないらしいが、とにかくグチャグチャに荒らされているらしい。
あれ、せっちん(神条さんのあだ名)怪我増えてない……?
そして……せっちんは用事があるらしく、俺は一人寂しくとぼとぼ下校する。
そう言えば今日みたいに『用事がある』ってせっちんが一人で学校に残った翌日、決まって怪我をして登校していたな……
なんか嫌な予感がする……学校に戻ろう!
どこに居るんだ……くそっ、屋上で最後だ……
居た!!
どういう事だよ!
だ、誰だ!?
えええええええ!本当に誰だよお前。
おっさん番長日記 14
な……なんだ、あれ……人間じゃない……?
な、なんだってー!魔物というより青いおっさんの幽霊だけど。
そう、俺が今まで倒してきた番長はこいつの駒に過ぎなかったのだ。
本当に極東線沿線を守ってきたのは俺ではなく……せっちんだった。
だがその駒を全て倒した事により、とうとうこいつが姿を現せたという事だ。
うわあ、漫画とかでよくある異空間に飛ばされたぜ!どういう仕組み?
せっちんが魔法のようなファンタジックな手段で攻撃するも
魔物には通じず、逆に攻撃を食らってしまった。
常日頃腕っぷしを自慢しているこの俺が何も出来ないでいる。くそっ、何か……何か俺に出来る事はないのか……!?
『ほんの一瞬だけど、ヤツの霊体が精神体に戻る時があるんだ・・・ そこを狙って、あたしの全力を叩き込めば・・・ だけど・・・それはすぐには無理だ。
力を貯める時間が必要でね。 だから少しでいい、ヤツの・・・魔物の注意を引いていて欲しいんだ』
わ、わかった、あれだな、地球上の元気を集めて玉にする的な技を使うんだな!!
という事は俺はブウ戦のべジータのポジションか!!まかせとけ!!
どっちかと言うとミスターサタンポジションっぽい。
おっさん番長日記 15
1分間オレがなんとかヤツをくいとどめる……きさまはさっさと気を溜めろ……!!
だが魔物には番長たちとの戦いで得た技は通じず……
万事休すかと思われたその時……
『ほざけ・・・人間がぁ・・・!!』
『バ・・・バカな・・・何故・・・お前にこんな力が・・・』
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せ、せっちん……魔物は……倒したのか……?
せっちんは幼い頃から特殊な能力を持っていたため、政府に目をつけられ両親をさらわれてしまっていたらしい。 無事に返す事を条件に魔物と戦う事を強要されていたとのことだ。
せ、政府め~~~~~!
『これまでいくつもの学校で戦ってきて何の思い出も作れなかった……』
お、俺だって……!
そして――――――――
こうして俺の高校3年間は幕を閉じた。
今思えば喧嘩ばかりしてた気がするなあ……
振り返ると充実した高校生活を送れたと思う。
結局俺はフリーターになった。
人生、自分を見つめ直す時間も必要だよな。
!!?
そう、俺の中では「休み毎にデートを繰り返す」即ち付き合っていると思っていたのだが、 どうやらそうではなかったらしい……
せっちんの中では「なんか買い物とかに付き合ってくれるまあまあ仲の良い男子」程度だったようだ。
思い切って「俺たち付き合ってるんだよね?」と聞いた時の、せっちんのあの『ハァ?』という顔は今でも忘れられない……
思わせぶりな態度取りやがって、このクソビッチが……!!
ちくしょう……ちくしょう……
おっさん番長日記 おわり
無職パチプロ編へ続く。
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