熊が一足先にとうもろこし祭りを開催していたようです・・・
いよいよとうもろこしの収穫間近、実も日増しに太ってきている。収穫直前ではあるけれど、とうもろこしに若干アブラムシの存在を確認したので、雨の合間を縫って防除に入る。
スプレーヤーを背負っている2輪駆動のトラクターがぬかるみにハマらないように、先に、4輪駆動のトラクターで通路を走って踏み固めつつ、状況を確認。
そして、呆然とする。
最初に収穫をする区画が、台風にでも合ったかのようになぎ倒されていた。
これは、熊だ・・・。
「とうもろこし祭りです!」と言った翌日。一足先に熊が勝手にとうもろこし祭りを開催していたようだ。
あぁ、まいった。まさか一晩でこんなにいかれるとは・・・。これに味をしめた熊はまた毎晩来てしまうかもしれない・・・。
こんなとき、物語の主人公であれば、苦境の中でも賢明にもがき、成長し、最後には成功するのだと思う。幸枝さんにはそんなたくましさがある。しかし、ぼくはそうでもない・・・。
なぎ倒されたとうもろこしを見た瞬間、もう全てを投げ出したい気持ちになってしまった。すぐに切り替えられる気分ではない。ぼくはよくある物語の主人公とは違うみたいだ。
あぁ、まいった。
ここ最近、天候の影響もあってブロッコリーがうまく収穫できない日が続いていた。それもあって順調に大きくなっていたとうもろこしは、ぼくの心の拠り所の1つになっていた。
はぁ。
今思えば、熊の足跡があるのは知っていたんだから、電気柵をするなり対策を取っておくべきだった。ブロッコリーだって、防除や除草をもう少し工夫できていたかもしれない。やれることをしっかりやっていないことがこう言う結果を招いたのだと思う。それは、頭で分かっていても、なんだか、「向いてないぞ、お前のようなやつはやめておけ」と言われているような気さえしてしまう。
こんなことを、見てくれる人もいるnoteで書くべきではないのかも知れない。それでも、凹んだ記録を残しておこうと思う。
はーあ、「熊も喜び勇んで食べに来る、さいこうに美味しいさいこうファームのとうもろこし!」とか言って売り文句にしようかなぁ。
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