
とうもろこし畑を片付けながら「土に還る」を感じる
ようやくとうもろこし畑を片付けた。我ながら遅い後片付けだ。でも、まぁ、ずっとサツマイモの収穫でトラクターにデガーつけてたから。収穫しない日に付け替えてやってもよかったけど、うん、まぁよしとしよう。
ヤンマーのトラクターAF890にロータリーを取り付けて畑に向かう。片付けが遅くなったせいか、収穫後のとうもろこしは畑の上でパリッパリの乾燥状態。背丈の高い植物なので、いきなりロータリーで片付けられるか心配だったが、全く問題なかった。

唸りを上げて走っていくトラクター。その後ろでは、とうもろこしが粉々に砕かれ土の中に戻っていった。
「ドキドキしながら、苗を植えたなぁ」
「雨の翌日にはすべて倒れて、ショックだったなぁ」
「みんなで、探り探り収穫したなぁ」
「売り先を作るために、みんなで頑張ったなぁ」
「とうもろこし、結構美味しかったよな」
ふと、いろんな想いが湧き上がる。それも、全て土の中に。後には、何も残っていない。とうもろこしを植える前の畑と何も変わらないように見える。
でも、その中にはきっと、とうもろこしが光合成で生み出してくれたモノが残って、それが来年につながっていく。ぼくらも今年のはじめにはなかった経験を得ることができた。
「あぁ、土に還るってこういうことなのかなぁ」
なんとなくそんなことを感じる畑の後片付けだった。ぼくも死んだら土に還って地球の循環に戻っていくのであれば、悪くないな。まだサラサラ死ぬ気はないけどね。
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