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小清水町は冒険の始まりの地だった

小清水は冒険の始まりの雰囲気漂う場所だった。

午前中でセンターの作業を終えて、午後は家族で小清水に行ってみることに。6月から7月にかけてオホーツク地域は様々なところで花の見頃らしい。るるぶを眺めながら見つけた目的地は小清水原生花園。濤沸(とうふつ)湖のほとりにある天然の花畑で、エゾスカシユリ、エゾキスゲ、ハマナスを中心とした花を楽しめるらしい。美幌の我が家から約40キロ、50分弱で行ける距離だ。

つむぎの着替えやおむつ、水筒を準備して、さあ出発。行きは網走経由で向かう。途中、花てんとに寄って、近隣の人が植えるサルビアやマリーゴールドを見ていく。二頭の鹿が直ぐ側で草をハムハムしていたのが北海道を感じさせる。次は流氷館でソフトクリーム、ここの塩キャラメルソフトが最近の我が家のブームだ。さらに、前から気になっていたオーベルジュ「北の暖暖」にも立ち寄る。たまたま出会ったオーナーが、次は利用してねと、中をちょっと案内してくれた北の暖暖はレトロな雰囲気が漂う素敵な場所だった。次誰か来た時にはここにも来ないとな。

そこからさらに車を走らせ小清水町に向かう。網走から小清水に入る道はオホーツク海沿いにまっすぐと伸びる。しばらく走ると左にオホーツク海、右に濤沸湖が見えてくる。そこからちょっと行くと原生花園だ。濤沸湖沿いに広がる湿地には馬が放牧されている。原生花園というだけあって、一面バーっときれいに花が咲いているわけではないけれど、そこかしこにオレンジやピンク、黄色の花が咲いているのはなかなか趣がある。何より、ちょっと小高くなっている場所から眺める、オホーツク海、濤沸湖、原生花園の眺めはとても雄大で、何やらここから始まる冒険を思わせた。RPGゲームを初めて、最初の町から広大なマップに出たときのような気分だ。

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原生花園からさらに小清水の中心地に向かって進むと、おしゃれなモンベルのショップが見えてくる。ここで装備を整えてから冒険に挑むんだなと勝手に納得する。ここを起点とした冒険者は知床や網走、屈斜路湖、斜里岳に歩を進めるんだろうなぁ。僕らはつむの装備、かわいいTしゃつを買いました。

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