美幌ふるさと祭りで防犯部会、そして事件が発生した!
美幌町の一大イベント、美幌ふるさと祭り。
9月4日、5日、6日に連日開催される。
町民の多くが、9月4日、5日、6日の3日間の全てに参加するほど愛されたお祭りだ。
ぼくももちろん楽しみにしているお祭りだが、今年はいつもとは違う参加もすることになった。
それは、自治会防犯部会としての参加だ。
今年、ぼくは厳しい選挙戦を経て所属する自治会の自治会長となった(持ち回り)。
農村地区で参加世帯も少ない自治会なので自治会長には全権が委ねられることになる(すべての部会の担当者となる)。
そんな中、防犯部会の仕事として、「美幌ふるさと祭り啓発活動」のミッションが割り当てられた。
内容は、「自転車の整理整頓及び監視並びに青少年指導」。
よく分からないが、「たまにはまちの仕事をやってみるのもいいかもな」と考え、会場に向かう。
集合時間少し前に集合場所に到着。
ぼくの配属は神社側の駐輪場となった。
賑わう祭りの中を通って配属場所の駐輪所へ。
そこにはすでに前任者がいた。
ここで3時間、自転車を整理整頓し、みんなが気持ちよく祭りに参加できるサポートをするのがぼくのミッションだ!
ただ、自転車の数は少ない。
駐輪場には十分な空きスペース。
すでに停めてある自転車もマナーよくきちんと並んで置かれている。
うん、特に仕事はないな。
ということで、ぼくはぼんやりと祭りを行き交う人たちを眺めるという仕事を始めることにした。
このところ大量の収穫続きで忙しく過ごしていたので、たまにはこういうのんびりとした時間もいいものだ。
しばらく眺めた後、さすがにちょっと飽きてきた。
「まだ自転車少ないので、ちょっと見て回ってきますね」
同じ持ち場の方に声をかけて祭りをパトロール(散策)することにした。
防犯部会の黄色い腕章を左腕に装着し、祭り会場をうろうろ。
子どもも大人もみんな楽しそうで良いおまつりだ。
神社の方まで行ってみる。
すると子どもたち数人が、何かを探し回っていた。
「お財布を落としちゃったんです!」
事件発生!
ちょうど近くにいた円舘さんから。
「拓実くん、仕事だよ!」と声をかけられる。
確かに、これは防犯部会としての仕事の1つかもしれない。
「そうかぁ、どこまでお財布持ってたか分かる?」
「神社で買い物したところまではあった」
「神社の方は探してみた?」
「探したけどなかったの、誰かがもう持っていったのかもしれない」
なるほど、となると。
「お祭りの本部に行って聞いてみようか」
「本部ってなんですか?」
「お祭りのいろいろを取りまとめてるとこだよ」
「どこにあるんですか?」
「一緒に行こうか」
ということで、お祭りの中を通って神社とは反対側の本部に向かう。
「お金いくらぐらい入ってたか分かる?」
「うーん、千数百円くらい」
子どもにとっては大金だ、何なら農業でまだまともに稼げていないぼくにとっても大金だ。
本部を見つけてかけていく子どもたち。
何やら聞いている。
今度は警察署の方に走っていった。
少し遅れて本部についたぼく。
「お財布あったんですか?」
「警察に届けられていたみたいですよ」
一件落着。
子どもの財布が無事で良かった。
警察署の中に入っていく子どもたちを見守って、ぼくは持ち場の駐輪場へと戻っていくのだった。
BASEで野菜の予約販売始めています!noteのストアタブもしくは下記リンクからぜひご覧くださいませ!