眠い目をこすりスマホ修理完結編
眠い目をこすりながら、ひとりiPhoneと向かい合う。机の上には、液晶が無残に割れたiPhone、アマゾンで購入したディスプレイ交換キットと工具、そして少し濃い目にしたインスタントコーヒーをセット。
また、前回と同じ様に途中で進めなくなるのでは、という不安にかられながらも、iPhone下部のネジを回す。
とりあえず、前回と同じ場所まで分解を進める。iPhoneを開いて、2つのコネクタを外し、ディスプレイと本体を切り離す。次に上部のカメラを取り外し、ホームボタンを固定しているネジを取る。二度目なので、前回よりスムーズに進めていける。
そして、ここからが問題の部分。前回は、液晶ディスプレイの裏カバーのネジが回らないこととホームボタンが取り外せないことで失意の中インオペにしたのだ。
まずは簡単そうな裏カバーのネジに取り掛かる。今回はネジを破壊するためのドリルとiPhoneのネジの交換部品を手に入れてある。
ネジを破壊する前にとりあえず、もう一度回らないか試してみる。回らない。やっぱり回らないよな、うんうん。じゃあ破壊するかと思ったところで、ネジにドライバーセットがついてきていたことに気付く。なんだかこっちのほうが鋭いように見えたので、ものは試しでネジを回してみる。
すると苦もなくネジが回るではないか。これで一個目の障害をクリア。ドリルは結局使うことはなかった。今度何かに使えるかな?
次は、ホームボタンの取り外しだ。説明書にはなんだかぐいっとすれば外れると書いてあるが。これがどうもうまくいかない。あんまり無理やりやるとセンサーを壊してしまいそうだし・・・。しかし、今回は予めホームボタンの取り外し方をYouTubeで予習済み。YouTubeは本当になんでも揃っているからすごい。
まあ、動画を見ても正直良くわからないが、とにかくぐいっとやれば外れるということを映像で見れるだけで安心感が違う。どうやら右の方にある液晶とのコネクタを外すことと、ボタンは内側から外側に外せることがポイントのようだ。動画を見ながら、自分でも試してみると、ポロッとボタンを外すことが出来た。これで2個目の障害もクリア。
カバーも外し、ホームボタンを取り外し、iPhoneは見事にバラバラに。今度は新しいディスプレイに取り替えて逆の工程で組み上げていく。僕の太い指だとコネクタをはめるのに少し苦労したが、なんとか組み上げることに成功。
そしてドキドキしながら電源を入れると。
僕のiPhoneは歴戦の戦士から、ジョブチェンジして、きれいな新米兵士に生まれ変わったのでした。良かった良かった。これでiPhoneを見るために落ち込まないで済むな。
ディスプレイがだいたい2500円、使わなかったドリルが1000円、付属されたドライバーだけ使ったネジセットが500円。全部で4000円と作業時間は失敗も含めて3時間位で修理完了。次の時は2500円と1時間位で出来そうだな。次がないにこしたこと無いけど。