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農作業では1+1=2どころではない

あぁ、聞こえる、聞こえるんだ・・・。

「早く植えろー!こんな狭いところではもう限界だぁ!」

とうもろこし、ブロッコリーの苗の叫びが聞こえる。今週は一週間、体調が優れないことや、畑作り以外の作業に追われていたこと、理由はいくらでも挙げられる。

畑作り、苗の定植にたどり着けない。

そんな、テトリスの画面上2段目くらいまで追い詰められているところで、今週も来てくれました、社会人インターンの加藤さんが!

ありがたい。

わざわざ、休日を利用してきてくれているのだから、きっといろんなことをしたいはず!と勝手に解釈して、今日は本当にいろいろやってもらいました。

フォークリフトの運転、ブロードキャスターで苦土生石灰と発酵鶏糞の散布、軽トラの運転(久しぶりにマニュアル車だったそう)、とうもろこしの定植。

はじめてのフォークリフト
初めてのトラクター
石灰ブワー
はじめての軽トラ

加藤さんに作業してもらっている間に、ぼくはあれこれと次の準備を進めたり、他の作業を進めたり。

農作業ってひとつひとつはそれほど難しくない作業の積み重ね。ただ、その一連をひとりでやろうとすると準備や片付けにとにかく時間がかかる。気づいたら1つの作業で半日が終わっているなんてこともザラ。

それが2人になると、すごく効率がいい。全体の流れを把握している方が、あれこれ頭を働かせて準備を進め、実際の作業はもう一方が進めていくと、仕事がぐんぐん進んでいく。作業に対して、もちろん腕の良い悪いはあるだろう、ただ、ぼく程度ではそこまで劇的な差は出ない。何より、作業の出来以上に、作業のタイミングの方が重要。

加藤さんが大きなトラクターでブロードキャスター、ぼくはその少し離れたところで小さなトラクターでマルチを張れているとき、2つの作業が同時進行しているのはなんだかとてもいい気分だった。

ということで、今日は加藤さんのおかげで思っていた以上に作業が進んだ日でした。さいこうファームでは農作業を経験してみたい社会人インターンの方を待ってますよ!

ちなみに、札幌大学の越冬じゃがいも販売は完売だったそうです。
購入してくれたみなさま、販売してくれたみなさま、ありがとうございました!

最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:3歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:2歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:0歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。

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吉田拓実|さいこうファーム OKHOTSK BIHORO
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