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不屈のアスパラガス、ネット販売始めました!

さいこうファームの「不屈のアスパラガス」のネット販売を始めました!

それが、こちら!

6月の下旬から収穫し始めた夏のハウスアスパラガスですが、安定して収穫できるようになるとともに、2Lサイズの太いものも増えてきました。

2Lサイズのアスパラになると、かなりの太さで食べごたえ十分で、アスパラの甘みもしっかり感じられます。

そのままソテーしてもよし、ベーコン巻きにしてもよし、天ぷらで食べるのもおすすめです。

一番左が2Lサイズです

ちなみに何が「不屈」かというと、ここに至るまでの3年間本当に山あり、谷あり、沼あり、涙あり、雑草ありだったのです。
いつもお世話になっているお隣の農家さんも、「よくここまで頑張ったねぇ」と言ってくれています。

ここから先は、少しだけ、いや全然少しで語り尽くせない、さいこうファームの不屈のアスパラガスストーリーをご紹介します。

2021年1月、さいこうファームのアスパラガス品種について考え始めました。
実はアスパラガスにはさまざまな品種があるんですよ。

そして、同年6月、「バイトル」と「ゼンユウガリバー」という品種の苗を手に入れました。

7月にはアスパラハウスづくりを始めたり、大量の堆肥をまいたり、50mの長さの水やりに頭を悩ませたり、とにかくへろへろになりながらハウスの準備を進めたのでした。

そして、定植が終わったのは7月末。
大変だったなぁ……。
このときの日記には2022年の夏から販売と書いていました。
甘いぞ、甘いぞお、過去のぼく!

定植後からは、長い長いアスパラハウス建設が始まったのでした。
幸枝さんはもちろん、父にもたくさん手伝ってもらいました。
このときの日記は少し現実的になり、いつかここで育ったアスパラガスが誰かの食卓に届けばいいなぁ、と語っています。
過去のぼく、その夢は2024年に少しずつ叶い始めてますよ。

その後、アスパラガスは雪に閉ざされる、最初の冬を迎えます。

2022年春、やっぱり灌水の仕方に悩むぼく。

この2022年が初めての営農の年です。
わからないこと、なれないことがものすごく多くある中突っ込んだ就農1年目。
本当に全く余裕がなく、あれだけ頑張ったアスパラガスに全く手を付けることができず。
収穫はおろか、ビニールを張ることさえできずに1年を終えてしまったのでした。

どうなってしまうのだ?アスパラは!!

2023年6月、ここで初めてビニールハウスにビニールが張られます。
アスパラたちにはお待たせし過ぎてしまいました。

しかしというか、やはりというか、営農2年目もアスパラガスを満足に管理することは叶わず、この年も収穫することはできずじまいだったのです。

そして、2024年。
「今年こそは!」と気持ちを新たにアスパラガスに向き合うことにしました。
#みんなでさいこうファームの日としてボランティアで手伝いに来てくれたたくさんの人たち、住み込みボランティアに来てくれたじゅねちゃんなどの助けも借りて、少しずつアスパラガスを収穫できるように準備を続けました。

訓子府の農家さんにゆずっていただいたアスパラ選別機も今では大活躍しています。

本当に多くの方のおかげで、一時はもうだめになってしまったかもしれないと思っていたアスパラガスたちは、「不屈のアスパラガス」として収穫できるようになったのでした。

これから9月中旬ぐらいまでを目安にアスパラガスの収穫は続きます。
2Lサイズの収穫量は、今のところ毎日1~2kg。
ネット販売分は、毎日1人分程度しか収穫できません。

さいこうファームの「不屈のアスパラガス」に興味を持っていただいた方は、ぜひお早めにお申し込みくださいませ!

最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:5歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:4歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:1歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。


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