【あなたがいてくれたから】
参加された皆さん、そして興味を持ってグループに入ってくれている皆さん、昨日、無事に日本初のアイスマラソンを開催することができました。
『陸地ではない場所を走る。』
アドベンチャーの極地かもしれません。
こんなクレイジーな大会に参加されたみなさん、まずは実行委員長として感謝申し上げます。
本当にありがとうございます!
ちょっとツラツラと今の気持ちを残しておこうと思います。
※少し長文、お許しください。
【認知度を上げること】
2年前に、幼馴染みと一緒に地域活性化を目的とした社団法人を作りました。
僕が過ごした30年前は2万人にいくのではないかと言われていたのが今は1万5千人を切る人口。
過疎化が進む町に、何かしら取り組みたいと思ったのがきっかけです。
アイスマラソンの企画が持ち上がったのは、昨年の4月。
『人をつなぐ、価値をつなぐ、未来をつなぐ』
マグネットプレイスとしての最初の大きなイベントでした。
今日に至るまで、『日本初』に関わることがいかに難しく、そして準備にかかる負担の多さがあることを日々実感しました。
東京から準備のために地元に定期的に戻っても、
「なんで、そんなことやるんだ。」
とか、
「事故があったらどうするんだ」
とか、
色々と言われていたのも事実です。
氷の耐久性のエビデンスを取るために、流体力学や建築関係などの専門家に相談しても、データが無さすぎて立証できないと何人にも断られました。
もちろん、その方々の言うことがよくわかるので、そういった話を聞くたびに、何度、不安で心が折れそうになったかわかりません(^◇^;)
でも、
人口過疎化の一途を辿る地元を目の当たりにして、なんとか町の認知度を上げないといけないっていう、強い想いが勝ちました。
アスロニアの白戸さん、ビタミンiファクトリーの渡辺さん、北極冒険家の荻田さんはじめ、別海町役場、陸上自衛隊、スポーツ・観光・農業・漁業関係、地元企業の方々。
スポンサーになってくれた、森永さん、ジョイフィットさん、ANAさん、ドーモコーポレーションさん。
「町をなんとか盛り上げたいんです!」
頭を何度も下げ続けてきましたが、他力本願の僕に共感し多くの協力があったこと、前代未聞のおかしな大会に100人も参加したこの事実は、振り返れば『奇跡』です。
そして、このくらい飛び抜けたことをやらないと『人を呼ぶ』とか、『地域活性化』なんて言えないことも分かりました。
【みんなで作る】
大会中は色々な対応に追われて、ほぼ誰ともお話することができませんでした。
資金も人も無い中で、今回できる100点をやれるよう頑張ってきたのは間違いありませんが、参加者や運営に関わってくれた方にとって、100点満点というには程遠かったと思いますし、不満の残ることも多々あったことでしょう。
▫️生乳生産量日本一
▫️北方領土まで16キロの町
▫️日本一大きな砂嘴の野付半島
▫️日本唯一海の凍る町
▫️四角い太陽が昇る町
▫️日本一大きなサイズのホタテ
▫️野付湾の北海シマエビ
▫️フィンランドと文化の似ている町
▫️自衛隊の日本一大きな演習場を持つ町
こんな魅力的なことがたくさんあるのに、過疎化するなんてどう思います?
過疎化という現実から一歩でも前に進めることを考えると、今回アイスマラソンを『実施できた』と『やらなかった』では大きな違いがあると思います。
今回参加された方の影響力ってすごいと思っていて、開催後、計り知れない経済効果を生んでくれると思ってます。
今回関わってくれた方々は、何年か後に、「あの時ハチャメチャだったよなー」って言える権利がもらえたと思って、何卒お許しいただけたら幸いです。
どうか、来年もこれに懲りずに「前年よりは良くなってきたよね」を繰り返して、皆さんとこのアイスマラソンを大きくしていきたいと思ってます。
#他力本願!
【可能性の向こう側】
もちろん、課題もたくさん見つかりました。
宿泊の問題、移動の問題、資金の問題。
さらには、そもそもの受け入れ体制の問題。
人を呼びたいのに、宿も無ければ移動手段もない。
僕は後々、東北海道でアイアンマンを開催し、3000人規模の人を呼びたいと考えてます。
たった100人規模の大会でも、これだけ多くの課題が見えてきました。またそれを地元の方々と共有できたことも大きな収穫です。
来年もまた同規模で開催するために、今から資金集めと人材確保をしていこうと思ってます。
#すでに他力本願を発揮
課題のすべては次への可能性。
不慣れで、頼りない実行委員長でしたが、皆さんと時間を過ごせたこと、とても嬉しく思っています。
「あなたがいたから」
本当であれば一人ひとりに直接対面でお礼すべきところですが、この長文でお伝えさせていただきます。
本当にありがとうございました。
読んでくれてありがとうございます^_^ サポートしていただいた分は、アスリートへのサポート代として活用させていただきます!