【君だからできること】
気づけばあと3週間で今年も終わるんですね。
今年も色々なチャレンジをしてきました。
そして、そのたびにに、色々な人と関わりができました。
何かを成し遂げること。その過程では、大なり小なりの挫折や失敗があり。
相手に寄り添う場面がありましたし、それ以上に相手から寄り添ってもらう場面がありました。
そして、今年の最後は選手の強化合宿で締めくくりです。
今日は久しぶりの休みなので、ゆっくりと合宿のメニューを作っています。思いっきり、選手に寄り添った8日間になると思います。
合宿で重要なのは『比較』
自分と比べるのも良し。
誰かと比べるのと良し。
合宿では、仲間と寝食を共にしながら、常に比較をしながら過ごし、比較をすることで生まれる『変化』こそ合宿での最大の目的です。
これは、選手もコーチも同じです。
自分のコーチングで常に念頭に置いていることがあります。
今日の記事は、自分の振り返りのための備忘録として綴ります。
お時間あれば、お付き合いいただけたらと思います^_^
【比較は優越ではない】
今から10年以上前のお話。
日本全国には沢山のスイミングクラブがあり、そこには多くの選手を担当しているコーチがいます。
経験多いコーチ、実績豊富なコーチ。
僕も22歳から熱意と情熱をコーチ業に注いできました。
中堅どころの40歳を越え、東京の2代続けてオリンピックコーチがトップコーチのスクールに転勤になったのが、2012年。
オリンピック選手を輩出したことのないグループで一番若いスクール長の赴任。
前任のコーチを慕って移籍してきた選手も居たりして、オリンピックコーチと比べられるって、まあまあ大変です。
常に比べられるんですもん。
メニューひとつ、言葉がけひとつ。
[これでいいのかなぁ?]
の自問自答。
転勤して2週間くらいかな。
前任のコーチに電話を入れて弱音を吐いちゃいました。
そこで返ってきた言葉は、
つづけて、
なんか、グッときたんです。
他人と比較することで自分の長短を見つけること。そこから短所の矯正をすることだけではなく、長所を存分に発揮することもセットで考えることが重要なんだなと。
僕は、そこから本気でチーム作りを進めました。
その年のグループの全国大会。
なんとなんと、チーム過去最高の全国総合4位の成績。3位まではあと1点。
悔しい思いもありましたが、前任のコーチが駆け寄ってきてくれて一言。
「吉田くんだからできたんだよ」
ホントに救われた瞬間でした。
あっ、ダラダラと長文になってしまいました^^;
知識が無くて他の人よりできなくて落ち込むことは沢山あるし、やりたくないことにも向き合わなくてはならないことも多いです。
でも、僕は常に当時の事を思い出して行動をしているように思います。
だから僕もみなさんへのエールを込めて。
「君だからできることがある!」
今日の最後は、12年前の今日、グループの全国大会のムービーが残っていたのでシェアをします。
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