鳥取県に片想い
先日、私の生まれた地域(釧路市鳥取)の
ルーツである鳥取県に初めて訪れた。
釧路市と鳥取市の姉妹都市60周年という節目であり、釧路女相撲大会や様々なPRを兼ねて訪れたが
意外と鳥取県の方々は釧路市鳥取の存在や歴史・文化を知らない方が多く
我々の鳥取に対する知識の量や愛情にびっくりされていた。
今回は鳥取県に初めて訪れて感じた事や、
今後の想いを綴ろうと思う。
愛を込めて、鳥取県の良い部分も悪い部分も素直に書きたい。
また逆に俯瞰的に見ると釧路もこう映るんだよなー。という部分も綴ってみる。
鳥取県へ行くことになった理由
まず、今回の鳥取行きがどのような経緯で決まったのか?お話をしたい。
引き合わせてくれたのはトップの写真右に写っている村尾隆介氏である。
村尾氏は、ひがし北海道ブランド推進化協議会や私が活動している、つぶ貝ブランドを手掛けている人である。
彼は、鳥取県のブランディングもかなり手掛け、山陰合同銀行のブランディング顧問や、行政の仕事も請け負う大きな建築会社、運送会社など、様々な仕事を行っている。今回は手がけている会社の一つである、株式会社流通さんが、釧路女相撲大会に参加するツアーを企画してくれて、せっかくだから、私たち釧路側からも、釧路女相撲大会のPRや釧路の魅力を伝えよう!という事になり、鳥取行きが決まった。
やっぱ遠い鳥取県
ただ、鳥取県は北海道から行こうとすると若干不便である。
鳥取県には鳥取空港と米子空港があり、
100kmの範囲内に二つの空港があるにもかかわらず、両空港は羽田空港行きしかなく、しかもANAしか飛んでいないのである。
JALのマイルを多めにためている私からすると少し不便さを感じてしまうし、
せめて新千歳便があれば便利だなあと思う。
ちなみに私は、
【行き】9:25新千歳空港→11:45関西空港(peach)→13:15大阪(JR)→15:50着鳥取
【帰り】15:15鳥取空港(ANA)→16:30羽田空港(JAL)→19:30釧路空港着
という行程であった。
スタンダードは2泊3日くらいで島根なども含めて、下記工程で行く感じになるだろう。
【行き】9;55釧路空港→羽田経由→14:30着鳥取空港(全てANA)
【帰り】8:40鳥取空港→羽田経由→12:45着釧路空港(全てANA)
ただ、
帰りの便をANAとJAL上手く使えば、弾丸の1泊2日で行けなくもない。
【帰り】15:15鳥取空港(ANA)→羽田経由(JAL)→19:30着釧路空港
という工程は
そこそこ遊べると思う。
ちなみに
鳥取県は姉妹都市60周年を記念して
下記のようなツアーと空港料金補助をしているが、
釧路市もこういった企画を行なった方が交流が深まると思う。
初鳥取の印象
鳥取県の開拓の歴史や傘踊りなど伝統文化は小さな頃から学び、知識はあったが、現在の鳥取県の街並みや、観光地、グルメについては、そこまでイメージがなくて、なんとなく「鳥取砂丘」一択の情報で鳥取に到着した。
県庁所在地のある鳥取市は勝手に大きい街のイメージがあったが、
実は鳥取県は総人口約54万人と47都道府県の中で1番人口が少なく、
鳥取市の人口も約18万人と釧路とさほど変わらない規模なのであった。
ただ、駅前には新しくオシャレな市役所がそびえ立ち、近隣にはイオンやスタバなどがあり、賑わいも感じたし、綺麗な印象を覚えた。
そう考えると、釧路駅に降り立った時に与える印象は非常に暗いイメージになってしまうんだろうなーと感じ、なんとかしないとなーとも思う。
鳥取県訪問のミッション
今回のミッションは、釧路女相撲大会と釧路の商品のPRだったので、
着いてすぐに役所を立て続けに回った。
鳥取市役所では釧路市との姉妹都市60周年の記念パネルや開拓の歴史など、様々展示をしていたし、歓迎ムードで、とても嬉しい気分になった。
時間がなく、パネル展示などはゆっくり見れず
鳥取市役所と鳥取県庁で駆け足に表敬訪問と取材を行い、
初日の任務は完了!
商工会議所青年部の繋がり
そして、嬉しい事に、初日の鳥取県庁訪問では、鳥取YEGの井上会長も駆けつけていただいたり、2日目の訪問地であった倉吉市では、倉吉YEGの平会長にもお会いする事が出来た。
こういった姉妹都市や開拓の地との繋がりは、ご縁だと思うし、大切に繋がりを持ち続けたいと感じた。
鳥取の観光は?
今回の鳥取訪問は1泊2日の弾丸ツアーだったので、予定がカツカツで、初日の表敬訪問と取材対応が終わった後もほぼ時間が無かったが、
さすがに鳥取砂丘は外したくない。
という事で、懇親会前の隙間をぬって連れて行ってもらった。
まず第一印象は丘の上に砂漠がある事が不思議に感じた。
そして当日は、かなりの灼熱だったが、逆に砂漠感があってよかった。ただ海が見える丘の頂上はかなり距離があり、時間と体力がない場合は、遠くまでいかない事をお勧めされた。
あと、今は鳥取砂丘の緑化が問題らしい。
確かに砂丘に緑があると若干迫力が失われる。
次は釧路市に入植のため出発した賀露港に行きたいと思う。
鳥取名物は?
駆け足で鳥取砂丘を見た後は、懇親会会場へ急いで行かなければならなかった。
今回は鳥取側でセッティングしてくれた会社が鳥取市ではなく、鳥取と米子の間にある倉吉市だったので、鳥取市グルメや繁華街探索は次回にお預け。
とはいっても鳥取県の名物は食べたい。
でも正直、鳥取の名物をパッと思いつく人は少ないと思う。
私は以前、鳥取県は一世帯あたりのカレールー購入量・購入金額が全国で1番を誇る「カレー大国」という事を調べていて、釧路の商店会でも鳥取カレー協議会からカレーの粉を仕入れた事があったので、カレー屋も気になっていた。
ただ、鳥取県自体、カレーは消費量が多いだけで、そこまでカレー推しではなかった。
色々聞くと牛骨ラーメンが結構流行りらしく、とても気になったが、結局最後まで食べることが出来ずに終わってしまい、次はリベンジしたいと思う。
ちなみに初日に食べた場所は↓
特に鳥取県の天然ブランド岩牡蠣(夏輝)が美味しかった。
プレスリリースと釧路商品PR
2日目は、テレビ局や新聞社にお集まりいただき、
釧路女相撲大会のPR及び鳥取県→鳥取ツアーの紹介と、釧路の特産品の提供を行った。
さすがブランディングの村尾氏がいるおかげで、最高の演出とプレゼンが出来た。
取材対応に、ここまで会場を演出して、入念にリハーサルをするというのは、正直見た事が無かったのと、株式会社流通さんの事務所準備や江原社長、そして奥様の対応力に、すごく感動した。
取材の数々
今回の取り組みを
様々な新聞やテレビに取り上げていただいたので、ご紹介。
ちなみに我々は全て自費で鳥取県まで行っておりますが、コメント欄に税金の無駄遣いと書かれていた事もご紹介。
空港の「すなば」にて
1泊2日の旅行でも、
せっかくだから、すなば珈琲には行きたいと思っていた。「スタバは無いけど、砂場はある。」という鳥取県知事の発言から生まれた、すなば珈琲店は現在10店舗程に拡大している珈琲チェーン店である。
帰りの鳥取砂丘コナン空港にもテナントで入っているとの事で、早めに到着して行く事が出来た。
↓ホームページも面白いので是非
最後に
今回は弾丸での鳥取訪問であったが、
学びも多く濃密な時間を過ごせた。
やはり、人口規模の同じ地方都市に行くと、地域も企業も同じような悩みを抱え、皆なんとか課題を解決しようと試行錯誤を繰り返している。
鳥取県は北海道と違いブランド力も低いため、釧路よりも危機感を感じ、様々なチャレンジをしているようにも感じた。
これからも、同じ課題を抱える地方都市同士として交流しながら、互いに地域活性化を図り、
発展を遂げたい!と切に思った。
今度は逆に鳥取県の皆様が女相撲大会が行われる9/13-14に来釧してくれる。
私たちも最高のおもてなしをして、タイトルにもあるように、鳥取に熱のある人もない人も含め、姉妹都市60周年を境に、もっと交流を持って互いに両想いになれるようにしていきたい。
おまけ
実は以前、鳥取県にはセイコーマートがあったようだ。2004年にはファミマ店舗に経営譲渡したようだが、セコマの記憶がまだ残っている鳥取県民は多くいた。
ちなみに鳥取県と島根県にはポプラというオリジナルのコンビニがあり、年々店舗数は減っているようだが、根強いファンがいるようだ。
そして、もう一つびっくりしたのが、鳥取県には
「はわい」という地名があり、中途半端ではあったが、「道の駅はわい」は若干ハワイ感を醸し出していた。
アロハカフェというオシャレなカフェがあるので、全店ハワイ感を出せば、絶対人は来るのになーとも思った。
「道の駅はわい」にはコンビニの「ポプラ」もあるので、県外の人にはスポットとしてはオススメ!
以上
初鳥取県レポートでした。