〇〇をやりたい? 〇〇家になりたい? 書籍「あなたの不安を解消する方法がここに書いてあります。」 #全文公開チャレンジ 第37回
こんばんは。ニッポン放送・アナウンサーの吉田尚記です。
#ふあかい 全文公開の第37回。本日も「メソッド4」をつづきからお届けします。
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メソッド4 「面白そう!」さえあれば、人生は大丈夫
〇〇をやりたいのか、〇〇家になりたいのか
もちろん、14歳くらいで、すでに将来の夢がなんとなく決まっている人もいると思います。ひとつだけお伝えしたいのは、ここでも「to be」で動いてしまうと、ロクなことにならないということ。
かつてぼくがなりたい職業として設定していた脚本家でいうと、脚本家になりたいのか、脚本を書きたいのか、の違いです。
脚本を書きたいから、脚本を書いて脚本家と呼ばれる。脚本家になりたいから、脚本を書く。
後者は承認欲求で駆動されている、ということにお気づきでしょうか?
脚本家というなんかかっこよさげな職業に就いたら、周りから認めてもらえるに違いない。だから、脚本家を目指そう……という動機。
最近、出版社の人から、「新人発掘のために小説を公募すると、山のように作品が届く」という話を聞きました。でも、中にはまったく小説を読んでいないような人が応募してきたりもするのだそうです。それは、プロの編集者なら文章を少しでも読めば一発でわかる。小説自体には興味がないのに、小説の世界で認められることはかっこいいから、という気持ちが働いているわけですね。
そして承認欲求とは、他人へ期待する気持ちです。それはプライドへとつながって、やがて不機嫌の連鎖が起きる……という話はこれまでに何度も繰り返してきました。
「あきらめなければ夢は叶う」って、耳触りのいい言葉です。
でも、そもそも当たり前のことですが、脚本家や小説家になりたいといくら願っていても、実際に書いていなければいつまでたっても叶うわけがないですよね。宇野常寛さんや竹宮惠子先生のように、どうしてもこれを世に伝えなければという謎の使命感に動かされて、がむしゃらに書いたら、世間の評価がついてきた─この世に〝夢の叶え方〟というものがあるとしたら、それが王道なんです。
もくじ
はじめに
メソッド1
「不安」の正体を明らかにしよう
-不安はどこからわいてくる?
-不安は社会の原動力
-不安の先には、死しかない
-コミュニケーションからの完全な断絶が、死
-「不安」はまったく役に立たないもの?
-不安への対症療法は、「これからどうするか」
-とりあえず、具体的にやってみる
-具体化って超大事
-「なんか大丈夫」感=セルフエスティーム
-考えるよりも、行動しよう
-人生で一番役に立たないプライドの話
-手っ取り早くセルフエスティームを上げるには
-COLUMN① パソコンは生産の道具、スマホは消費の道具
メソッド2
知らない人に話しかけてみよう
-「モテたい!」は、叶うのか?
-コミュ力は才能じゃない
-知らない人に話しかけるために必要な持ち物
-コミュニケーションとは、協力型のゲームだ
-聞いたらダメ、やったらアウトってなんだろう?
-人に好かれる方法はない
-彼氏・彼女がほしい! だったら知らない人に話しかけよう
-実践編① コミュニケーションに最も必要なのは「質問力」
-実践編② 質問はWhyよりも、Who・When・Where・What・Howが有効
-実践編③ 会話のきっかけ「木戸にたちかけし衣食住」
-実践編④ 会話を「えっ!」でトラップする
-実践編⑤ 間違った情報でもぶつけてOK
-実践編⑥ 自分の気持ちを表現する=説明力
-実践編⑦ あいさつをしよう、時間を守ろう
-実践編⑧ 大きな声が出せていれば、なんか大丈夫
-COLUMN② 「集中力」は「無視力」
メソッド3
“深刻ごっこ”禁止
-悩みは自分に何をもたらす?
-「みんな悩んで大きくなった」はウソ
-深刻さとはエンタメである
-決断だけが、人を成長させる
-承認を目的とすることはできない
-きみが不機嫌になるのはなぜ?
-実践編① バンザイして悩んでみよう
-実践編② 悩みから「暗くなる」をとっぱらってみる
-実践編③ 適度に“深刻ごっこ”を楽しむ
-実践編④ 悩むの禁止
-実践編⑤ やりきることを目的にする
-実践編⑥ 他人に期待しない
-実践編⑦ 愛嬌最強説
-COLUMN③ 引き出しを増やす方法
メソッド4
「面白そう!」さえあれば、人生は大丈夫
-「夢を持て」って言うけれど
-100個やって、どれか1個ハマればラッキー
-今しかできないことをやろう
-〇〇をやりたいのか、〇〇家になりたいのか
-楽しむってなんだろう?
-完全な自由はないけど、どの不自由にとらわれるかを選ぶ自由はある
-結論。不安を解消する方法=知らない人に話しかける
おわりに
というわけで、今日はここまで。明日もよろしくお願いします!
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