【経営コンサルタントがこの方法で成果を出した仕事術9】〜シンプルにする〜売上の上げ方
【仕事術9】
《シンプルにする!》
『物事はシンプルに考え、シンプルにする』
世の中、複雑に思えることが多々あります。
しかし、よく見ると本質は、いたってシンプルな場合があります。
複雑に飾りたくっているものを一枚一枚剥ぎ取り、シンプルにして行くと本質が見えて来ます。
シンプルなことに対しての行動は、シンプルになります。
単純化することでミスも減り、成果も出やすくなります。
例えば、売上についての施策を考える時は、
《売上 = 客数 X 客単価》
の公式が成り立ちます。
売上を上げるためには客数を増やすか、客単価を上げるかすると上がります。
理想なのは、客数も客単価も両方上がることです。
しかし、どちらか一方の数が増えると売上が上がるので数が増えしやすい方を先に上げる施策をまず考えます。
何をすべきか行動を具体化させると行動が取れるので成果が出て来ます。
何もせずにアタフタとしても成果は出ず、いずれ衰退していきます。
何もしないと言うことは、現状維持ではなく、衰退を意味します。
なぜなら、周りの環境は、凄いスピードで変化し進歩して行っているからです。
チャールズ・ダーウィンの主著『種の起源』の進化論で言われているように『生き残る生物は、強い生物ではなく、環境に適応する生物である」と言う命題にもあります。
つまり、時代の変化に適応するものが生き残ると言うことです。
このことは、経営学では環境適応理論(コンティンジェンシー理論:Contingency Theory)として1960年代頃から研究されてきました。
環境適応理論から発展したのが経営戦略論です。
環境適応理論が環境に対して受け身なのに対して経営戦略論は、環境に対して主体的に攻めて行くと言う理論に展開されていきました。
次回は、シンプルについて『利益』をテーマ(Thema)にしてお話していきたいと思います。