椎名林檎さんが生きている世界に生まれて良かった
あまりに椎名さんの仕事が膨大過ぎてどこから切りだせば良いかわからない
あまりに椎名さんの仕事が膨大過ぎてどこから切りだせば良いかわからないですが、小学校5年生で2nd album『勝訴ストリップ』を買ったのが自分の初体験です。
オリコンで230万枚を超える大ヒットを記録し、このアルバムで日本ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー、第42回日本レコード大賞 ベストアルバム賞を受賞します。
15歳で初めて作詞作曲した「虚言症」
一番好きなのはアルバムの最初の曲の「虚言症」です。
椎名さんが15歳で初めて作詞作曲したのは「虚言症」だそうです。
『しかし何故にこんなにも 眼が乾く気がするのかしらね 黄色の手一杯に広げられた地図には 何も無い』という歌い出しだけで、鳥肌が立ちます。
https://www.youtube.com/watch?v=33XWk_Mme40
「人生は夢だらけ」
イメージキャラクターの高畑充希が歌うCMソングの詞曲を担当し、『逆輸入 〜航空局〜』に歌詞が書き換えられメロディも追加されたセルフカバー曲です。
動かない永遠は無いこと、人は老いてくこと、別れがあること
動かない永遠は無いこと、人は老いてくこと、別れがあること、その 悲しい事実を直視しながらそれでも「人生は夢だらけ」って歌えるの凄いなあと思いました。
『ほら酸いも甘いもどっちもおいしいと これが人生 私の人生 鱈腹味わいたい 誰かを愛したい 私の自由 この人生は夢だらけ』
https://www.youtube.com/watch?v=fVnzXBTde-0&list=PL1MnGZ84eGVPqxDVjL9-GAttz_yykGOKY&index=18
一番好きな曲は『目抜き通り』
椎名林檎さんの曲で一番好きな曲は『目抜き通り』です。
『目抜き通り』は、大型商業施設「GINZA SIX」のテーマソングとして、銀座の魅力を表現した新たなる銀座のテーマソング制作の依頼を受けて椎名林檎が書き下ろしました。
特にこの歌詞が好きです。
『つらい仕事にご褒美のないときも 惚れた人が選んでくれないときも
不幸だった訳がわかっている今は 損しただなんてまるでおもわない
あの世でもらう批評が本当なのさ デートの夢は永い眠りで観ようか
最期の日から数えてみてほらご覧 飛び出しておいで目抜き通りへ!』
前世徳を積もうと思わせた1曲でした。
https://www.youtube.com/watch?v=K6ptsqlfJZ8
名カバー「枯葉」と「I i won't last a day without you」と「黒いオルフェ」
『唄ひ手冥利〜其ノ壱〜』(うたいてみょうり そのいち)は、椎名林檎の2枚組カバー・アルバムです。
私はその中でもイブ・モンタン、そしてエディット・ピアフが歌ったことにより普及したシャンソンの曲「枯葉」のカバーが大好きです。
森プロデューサーが演奏する生ピアノ、ハープシコード、オルガンを2種類、アナログシンセサイザーなどの色々な鍵盤楽器のサウンドがフィーチャーされた彼のキーボード仕事のカタログ的な曲です。
椎名さんがフランス語と英語で歌っておりますが、フランス語の発音が上手過ぎて私も真似して、歌詞を見ずに歌えるようになってしまいました。
https://www.youtube.com/watch?v=_kkAjW3-IS0
「I i won't last a day without you」は宇多田ヒカルとのカバー
カーペンターズのバラード・ナンバーを宇多田ヒカルとデュエットしたカバーです。
普通はピアノやストリングスを贅沢に使って広がりのあるアレンジにする曲だが、コンピューターに取り出したスクラッチ・ノイズをパーカッション代わりにしたり、ストリングスも生のストリングスを使わずサンプラーを使って打ち込みで作ったりしてあえてこぢんまりとしたアレンジにしています。
宇多田さんの英語の発音素晴らし過ぎます。
https://www.youtube.com/watch?v=bh5J2UKzW7c
「黒いオルフェ」の編曲良過ぎます
原曲より大幅にキーを下げたアレンジです。
オリジナルはボサノヴァだが、打ち込みファンクになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=evs0LMyrXMg
東京事変で好きな曲
椎名さんは2004年からはロックバンド・東京事変のボーカリストとしても活動しているので、事変で好きな曲も挙げておきます。
いまを実感する者だけが勝つ-「勝ち戦」
全編英詞のこの曲では「Cause that’s the only way to win, oh いまを実感する者だけが勝つ」と宣言しています。
「評価はあの世で気にしよう」と「あの世でもらう批評が本当なのさ」
『No one knows what’s your struggle 誰もわかっちゃくれないね
‘Cause you’re in the air 他人の隠されな苦労なんて
Don’t care about your values till U die Between reality and deams, there’s right
評価はあの世で気にしよう
夢と現実の隙間だけが正しい ・・・でしょう?』
と椎名さんは『目抜き通り』同様、「あの世」の世界について書いており、『目抜き通り』では「あの世でもらう批評が本当なのさ」、「評価はあの世で気にしよう」と書いております。
https://youtu.be/Q6MGExmhiHM?si=KXtlttkx6ikuhv-B
女の子は誰でも魔法使いに向いている
「女の子は誰でも魔法使いに向いている」、もうそれだけで分かります。
生理とか出産とか苦悩はありますが、自分も女の子で良かったと思わせる曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=8tTkCZzRx5Q
「緑酒」〜「NIPPON」from 諸行無常
最後にやはりこちらではないでしょうか。
この動画がアップされたのは金曜日の夜。「各種生業お疲れ様」から始まる曲は東京事変側から我々に対する粋なプレゼントではないのではしょうか。
「NIPPON」への曲の繫がりも美しいですが、椎名さんのギターソロの何とお美しいこと。
椎名さんは「阿弥陀如来」なのでしょうか
本当に45歳(2023年11月時点)なのでしょうか、時が止まっているのではないでしょうか。
頭のお飾り、ゆらゆらと揺れる紙垂。日本らしくて歌にピッタリで素敵です。涙が出ました。
阿弥陀如来のようです。阿弥陀如来は無限の光と寿命を持つ仏様で、空間と時間の制約を受けないとされます。
西方にある極楽浄土の主で、人々をありとあらゆる苦役や災難から救ってくれます。
椎名さんは「阿弥陀如来」なのでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=hN4tF1Yks0Y
これからも椎名さんの音楽を聴いて生きて死んでいきたいものです。