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「良い習慣の身に着け方」と「悪い習慣の断ち方」の違い

おさらい

 今まで「習慣化」まで「きっかけ」、「欲求」、「反応」、「報酬」の4つのステップがあると論じました。

4つのステップを良い習慣を作り、悪い習慣を除くのに使える実践的な形に変える

 だがその前段階として、この4つのステップを良い習慣を作り、悪い習慣を除くのに使える実践的な形に変える必要があります。

 これは、良い習慣を身につけ、悪い習慣を断つためのシンプルな法則であります。
 どの法則も、人間の行動に影響を与える基本法則のようなものです。
 基本法則が正しければ、習慣を身につけることが楽になるでしょう。

【参考】ジェームズ・クリアー(2019).ジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣(p.68).パンローリング株式会社.Kindle版.

良い習慣の身に着け方

 良い習慣の身に着け方は以下の4つの法則があると言われている。

第1回の法則(きっかけ):はっきりさせる
第2回の法則(欲求):魅力的にする
第3回の法則(反応):易しくする
第4回の法則(報酬):満足できるものにする

【引用元】ジェームズ・クリアー(2019).ジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣(p.69).パンローリング株式会社.Kindle版.
【出所】ジェームズ・クリアー(2019).ジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣(p.69).パンローリング株式会社.Kindle版を元に筆者作成

悪い習慣の断ち方

 悪い習慣の断ち方は以下の4つの法則があると言われています。

第1回の法則(見えないようにする)
第2回の法則(つまらないようにする)
第3回の法則(難しくする)
第4回の法則(満足できないものにする)

【引用元】ジェームズ・クリアー(2019).ジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣(p.70).パンローリング株式会社.Kindle版
【出所】ジェームズ・クリアー(2019).ジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣(p.70).パンローリング株式会社.Kindle版を元に筆者作成

 習慣は生活内の仕組みによって形づくられます。
 次節では、この法則ひとつひとつを考察したうえで、良い習慣が自然に生まれ、悪い習慣が消えていくような仕組みを作るために、この法則をどのように利用すればいいかを説明します。

まとめ

 ・習慣とは、自動的に行うようになるまで、何度も繰りかえした行動である。
・どの習慣も、「きっかけ」、「欲求」、「反応」、「報酬」という四つのステップを含むフィードバックループに分解することができます。
・「行動変化の四つの法則」は以下の通りです。

第1回の法則(見えないようにする)
第2回の法則(つまらないようにする)
第3回の法則(難しくする)
第4回の法則(満足できないものにする)

  一方、悪い習慣の断ち方は以下の4つの法則があると言われています。

第1回の法則(見えないようにする)
第2回の法則(つまらないようにする)
第3回の法則(難しくする)
第4回の法則(満足できないものにする)