「気が利く方」と「気が利かない方」の習慣の違い
「大人になってから7つの『才能』の見つけ方」という本からです! よろしければどうぞ!
気が利く話し方とは
「相手との距離がなかなか縮まらない」
「気持ちがうまく伝わらず、誤解や勘違いをされることが多い」
そんな悩みを抱えている人は少なくないはずです。
自分には「コミュニケーション力」がないと落ち込むこともあるかもしれない。
「コミュニケーション力」は小さな習慣の積み重ね
「コミュニケーション力」とは特別な能力だと思われがちですが、実は小さな習慣の積み重ねです。
気が利く方が習慣にしているコツは難しいものではないのです。
1 気が利く方は、相手の前に語尾を置く
日本語は基本的に、結論が語尾に来る言葉です。ゆえに、日本語を聞く人は語尾に注目して話を聞いています。
それなのに気が利かない方の語尾は、濁したまま切れるような話し方であることが多いです。「理解はできているのですが」「行こうとは思っているのですが」――こうした言い方は理解しにくいだけでなく、何か含みがあるように聞こえてしまう。
しかし、言い切るだけだと語気が強くなりがちです。
気が利く方は、語尾は言い切り、相手の前に語尾を置くように話す。
そのほうが、聞き手にとっては聞きやすいのです。
2 気が利く方は「間」を意識する
「話がつまらない」と言うと、内容の問題に感じられるかもしれないが、実は話し方によるところも大きい。
「間」のない話し方は、一本調子で一方的なものになりやすく、聞き手にとってはつまらないものとして受け止められがちで間のない話し方をする人は会話が途切れることを極端に恐れていることが多いです。
そうして常に「次は何を話すか」と考えていると、意識が常に自分に向いた状態になってしまいます。
「間」を意識して取ることで、相手に想いを馳せることが出来ます。
相手がどんな背景や想いを持ち、何が言いたいのかに意識を向けることができれば、自然と相手も話しやすくなるでしょう。
大切なのはお互いの耳が喜ぶ会話をすることです。
3 気が利く方は感想で褒める
「すごいね」「よくできたね」といった言葉を子どもにかけると、とても嬉しそうな顔をします。
実は褒め上手な方がもっとも多く伝えているのは「感想」です。
掃除をしてくれた方には「きれいになったなぁ」、集まりに参加してくれた人には「来てくれて嬉しいな」、などです。
言葉としてはただ「感想」を言っているだけでも、それを通して伝わるのは相手に対する承認です。
褒めようとしてつい言葉に詰まってしまう人は、自分のプラスの感想を積極的に伝えてみて頂きたいです。