「壁」をもれなく洗い出す
「想定する力」の中で最も難しいのは、事前に「壁」をもれなく洗い出しておくことだ。これができないと、想定外の事態に直面することになります。
「壁」をもれなく洗い出すには、パターンを知っておく必要があります。「関係性」「情報整理」「思い込み」「損得勘定」の4つのパターンと把握しておくと良いでしょう。
1つ目は「関係性の壁」
1つ目は「関係性の壁」。警戒心から発生する壁で、提示している内容への賛否とは関係なく、相手と自分の関係性が原因となって抵抗が起こるケースだ。傾聴と自己開示を通して相互理解に努めるとよい。
2つ目は「情報整理の壁」
2つ目は、「情報整理の壁」で、相手の中で状況がクリアになっていないことによって起こる。検討に必要な情報を整理して「見える化」することで議論が前進するだろう。