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オペラに触れてみよう-喜歌劇「こうもり」序曲と「ウィリアムテル」-

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オーボエが輝く曲は名曲

  ヨハン・シュトラウス2世「喜歌劇「こうもり」序曲」は途中オーボエのソロが3回もあり、本当に素晴らしいです。 
 シュトラウス「こうもり」序曲 吉田裕史指揮 ボローニャ歌劇場フィルハーモニーがおススメです。
 こうもり』は、ヨハン・シュトラウス2世が1874年に作曲し、同年4月5日にアン・デア・ウィーン劇場で初演された全3幕のオペレッタです。

「ワルツの父」と呼ばれたヨハン・シュトラウス1世の息子ヨハン・シュトラウス2世


「ワルツの父」と呼ばれたヨハン・シュトラウス1世の息子ヨハン・シュトラウス2世は、「ワルツ王」の名で親しまれるが、ワルツの他にオペレッタやポルカも多数手がけています。

オペレッタとは何か

 オペレッタは、オッフェンバックの『天国と地獄』を代表とする歌劇の形式で、19世紀中頃のパリで発祥し、のちにウィーンに伝わりました。
 オペレッタだけでも16作品も残しているが、中でも『こうもり』は「オペレッタの最高傑作」と言われています。
 コメディの要素が強く、「喜歌劇」「軽歌劇」「小歌劇」等と訳されます。


喜歌劇「こうもり」のあらすじ

 『こうもり』という題名の由来だが、動物のこうもりとはさほど関係がなく、後述のとおり、ファルケ博士の仮装の姿を指しています。
 このオペレッタはいわゆる「ドッキリカメラ」のような内容で、ターゲットは、新興成金の銀行家アイゼンシュタイン氏。
 実は、それ以外の出演者は全員仕掛け人なのだ。このドッキリの発案者はファルケ博士。彼のこの言葉からオペレッタは幕を開ける。
 「今夜はこうもりの復讐をお見せしましょう。」

【出所】アマチュアオーケストラ『J.シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲』
http://www.shinkyo.com/concert/p237-1.html

「ウィリアムテル」序曲も美しい

 吉田裕史さん指揮の話になってしまいますが、ロッシーニ「ウィリアムテル」序曲|オペラ・歌劇【フルオーケストラ演奏】ボローニャ歌劇場フィルハーモニー[吉田裕史指揮]も本当に良いです。 
 冒頭のヴィオラのソロも結構珍しいのですが、美しいです。

 『ウィリアム・テル』(仏 - Guillaume Tell)は、ジョアキーノ・ロッシーニ作曲による4幕構成のグラントペラです。

5ヵ月もかかって作曲した後には30年以上にわたる引退生活を送る

 いつもは速筆のロッシーニが5ヵ月もかかって作曲しました。
 初演は1829年8月3日、王立音楽アカデミー劇場で行われた。このオペラを作曲したのを最後にロッシーニは30年以上にわたる引退生活に入りました。
 ええ、FIRE生活早すぎい!