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「OKR」を習慣にする

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OKRを毎週のチーム・ミーティングや状況報告メールに組みこむと良い

 O(目標)を達成できない原因の多くは、四半期の初めにOKRを設定したにも拘わらず、そのまま忘れてしまうというものです。
 これを防ぐためには、OKRを毎週のチーム・ミーティングや状況報告メールに組みこむと良いです。

優先事項の数は少なめに、更新頻度を短くするのがコツ

 先ず毎週月曜日、チーム・ミーティングでOKRの進捗をチェックし、会社の目標達成に向けたタスクにコミットする。おすすめは(1)今週の優先事項、(2)今後4週間の予定、(3)OKR自信度状況、(4)健康・健全性指標、以上4つからなるマトリクスを作成することだ。このマトリクスを土台にしつつ、たとえば「この優先順位はOKRの達成につながるか」、「OKR達成の自信度が下がっているのはなぜだろうか」、「新しい大きなことに取り組む準備はできているか」、「従業員を追いこんでいないか」などを話し合います。
 勿論このマトリクスにとらわれすぎる必要はないが、できるだけシンプルなしくみに留めた方が良いです。
 優先事項の数は少なめに、更新頻度を短くするのがコツです。

最初は大抵失敗する

 残念ながらOKRにはじめて挑戦する企業は大抵失敗します。
 だが失敗自体が問題なのではない。チームがOKRに幻滅し、再挑戦しなくなることが問題なのです。

失敗の原因は色々ある

 失敗の原因は色々あります。
 例えば四半期ごとのゴールが多すぎたり、目標に数字を入れてしまっていたりするのは、Oの設定を見誤っている証拠だ。また自信度レベルの設定を忘れていたり、自信度レベルの変化を追跡し忘れてしまったりしても、KRがうまく機能しなくなります。
 達成度をチェックする金曜日に厳しい話をしてしまうのも、モチベーションを削ぐだけだから控えたほうが良いでしょう。
 OKRをうまく導するうえでは、3つの方法が考えられます。

1つ目の方法は、最初のうちは会社のOKRを1つだけ定める

 1つ目の方法は、最初のうちは会社のOKRを1つだけ定め、下位のチームのOKRを設定しないことです。
 会社全体のシンプルなゴールを設定して、経営幹部が自らそれに取り組みます。
 そうすれば次の四半期で、部門や個人もスムーズにOKRを設定できるようになるはずだ。

2つ目の方法は、全社でOKRを導入する前に、1つのチーム内で導入する

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