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『自分と他人を許す心理学』とは何か
『自分と他人を許す心理学』という本からです! よろしければどうぞ!
「内なる障害」は「自己執着」
中高年になって人生に迷っている人にとっても、「内なる障害」が心理的成長の障害になっている。
「内なる障害」に支配されている心理状態は、自己執着と呼ばれる。
自己執着が強い人にとっては、自分の期待通りに相手が応じてくれることが重要だ。
人から何気なく言われた言葉ですごく傷つくこともあれば、イライラしたり、悩んでしまうこともある。そうした感情をなかなか忘れられずに、振り回されることも多い。
自己執着とは逆の状態が「自分を忘れる」
自己執着とは逆の状態が、「自分を忘れる」という心理状態だ。
他人の反応で自分の気持ちを決めるのではなく、「本当の自分」の感情に気がつく。
これが自己実現である。
「他人」というのは、自分とまったく関係のない人
「他人」というのは、自分とまったく関係のない人のことです。
「他者」とは「受け入れたいけど受け入れられない」(またはその逆)存在
「他者」とは「受け入れたいけど受け入れられない・またはその逆(受け入れないといけないけど受け入れたくない)」という存在です。
人が人間性を成長させられるのは「他者」との関わり合いの中から
「他者」の場合、問題が起こった時に、分かりやすい解決の仕方はありません。
はっきりとした正解もありません。
葛藤の中で、「どの結論を選んでもマイナスとプラスがある」という選択をするしかないのです。
「自分には生きる価値がある」と繰り返し言い聞かせる
自分は誰からも責められていない。
自分は生きる価値がある。
自分は誰にも気が引ける必要はない。
自分は皆に嫌がられていない。
自分は皆に嫌われていない。自分はここにいてもよい。
自分は安心して生きていていい――このようなことを朝夕に繰り返し自分に言い聞かせるのである。
嫌われることを気にせず、自分がおもしろいと感じるものを優先する
嫌われることを気にせず、自分がおもしろいと感じるものを優先するとおもしろい人間になれます。
皆にとっての「いい人」になることは不可能です。
そもそも人間の間には善いも悪いもなくて、ただ適切な距離感があれば良いと思います。作者はたまに失敗してますけどw
「いつか思い知らせてやる」が希望になる
しかし、現実の世の中では必ずしも正しいことが通るわけではない。
対立しないと決めた方は耐えるしか方法はない。
その時に「いつか思い知らせてやる」と心に誓うことである。
その先に「いつかきっと思い知らせてやる」が希望があれば、敵意が根深い恨みに変わることは少ない。
敵意が対象無差別の憎しみに変わることが危険である。
「あいつが許せない」と「あいつ」に焦点を当てて「いつか勝つ」と信じることである。
最初の段階は、「いつかきっと思い知らせてやる」で良い。
その不愉快な方によく思われたい気持ちを捨てよう
対処の方法と望ましいのは、その「不愉快な方」によく思われたい気持ちを捨てることである。
何故なら「不愉快な方」というのは死ぬまで「不愉快な方」だからだ。
「あの人はもういい」と心の中で「捨てる」
うつ病になりやすい人は、「捨てる」ということがなかなかできない。
「あの人はもういい」と心の中で「捨てる」、これがエネルギッシュに生き生き延びるためには、どうしても身につけなければならないことなのである。
「無駄」があるから人間は素晴らしい
「無駄」があるから人間は素晴らしい。
無駄だと思うようなことでも、本当は無駄なんてことはなく、宝物になるかもしれません。
人とわかり合えなくて当たり前
人と分かり合えなくて当たり前だ。「人と分かり合えないから分かり合おうとする」のだ。
先ず物理的な距離に注目して、人間関係が遠い人は近づき、近い人は離れてみよう。
人はいずれ全て失うのだから、失うことを恐れるな。
出来ないことを言うのは本当に良くない
作者が「まともだなぁ」と思うのは、約束を守ってくれる方でしょうか。
『自分との約束』を守れない方が本当に苦手なんですよね。
「自分との約束」を守れない方は「他人との約束」も守れないと思ってしまうのです。
出来ないことを言うのは本当に良くないです。
他人と同じように自分自身に約束する
自分自身を嫌いにならないためにも、他人、若しくは自分自身との約束を真剣に考えて、遵守していきたいです。
人生の不幸にしている方は自分の心の中の恐怖
偶然の不運による失敗でめげてしまい、自ら不運を招く方は失敗した時自分を信じでいない方である。
不運によって失敗した時にこそ、自分を信じなければならないのだ。 自分を信じている者は、自分の能力を発揮できるし、自分を信じていない者は、自分の持っている力を発揮することは出来ない。
不運が何だ。不運を単なる不運ではなく、人生の不幸にしている方は自分の心の中の恐怖なのである。