「良い問い」と「悪い問い」の違いは何か
では「良い問い」とは、どのような問いだろうか?
では「悪い問い」とは、どのような問いだろうか?
「問い」のデザイン研究会
「問いのデザイン研究会」というものがあります。
議論メシ編集部から発生して生まれたのが、「問いのデザイン研究会」です。
問いのデザイン研究会は、「問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション」(著:安斎 勇樹 塩瀬 隆之)を教科書としながら、月1回様々なテーマについて議論していく研究会です。
目標は安斎さんとのコラボです。
2021年1月時点でもう7回も開催しております。
問いのデザイン研究会はFumihiro Katoさんが会長です。
そこで「良い問いと悪い問いの違いは何か」について話し合いました。
参加者からそれぞれの特徴を挙げて貰いました。
■良い問い 問いの内容がわかりやすい(文章構造としてわかりやすいことも含む)
■悪い問い 問いの内容がわかりにくい(文章構造としてわかりにくいことも含む)
■良い問い 悩む
■悪い問い 即答できる
■良い問い 他者に対して:解決したい課題がはっきりしている問い
自分に対して:具体的な行動を導き出せる問い
■悪い問い 他者に対して:答えをもとめていない問い
自分に対して:あとはやるしかないことを悩む問い
■良い問い: 新しい気づき・着眼・視点をもたらす。
■悪い問い: 相手に同意や同調を求めていたり、 相手が意図しない回答をすると責めることが予想されるような問い方。
「良い問い」と「悪い問い」の違いとは?
前回、「良い問い」とは
・思考を深めたり広げたりできるもの
・行動に移せるきっかけとなるもの
・結果に繋がる行動を生み出せるもの ということを言いました。
「問い」→「思考」→「行動」→「結果」がサイクルとなるのが理想的です。
先ほど記載した良い問いの条件に当てはまらない、「思考を生まない」「行動に移せない」「結果に繋がらない」問いは悪い問いだといえます。
そして、大事なのは「良い問い」の探求を日々行っていくかだと思います。
まとめ
日々日常や仕事をしている中でも、うまく行かない時や、なんか楽しくないなあと感じることもあります。
そういう時、一歩進めるための"問い"を自分に投げかけてみることで、開く道もたくさんあるのだろうなと感じました。
「良い問い?悪い問い?そもそも問いにもなってない?」
そんなところを意識したらより生活が豊かになると思います。
【参考】ふるかわりょう「それは良い問い?悪い問い?それとも問いにもなってない?」
https://note.com/oriverryo/n/n1f134cf6b369
安斎 勇樹 塩瀬 隆之(2020).問いのデザイン:創造的対話のファシリテーション. 学芸出版社