【「働き方本」の3冊】「人生後半の戦略書」・「職場の問題地図」・「残業学」
『読書革命: 人生が変わる100冊の本』という本を出版致しました!よろしければどうぞ!
「来年こそ働き方を変えて、もっと健康的に働こう!」と毎年決意するけれど、実った試しがない。
この記事では、そのようなな貴方を救う、おすすめ「働き方本」を3冊選びました。
「人生後半の戦略書」
中年期に入ると前頭前皮質の働きが低下する。この事実から逃れる術はなく、誰しもが中年期のキャリアの落ち込みに苦悩する。
人には「流動性知能」と「結晶性知能」の2つの知能が備わっている
人には「流動性知能」と「結晶性知能」の2つの知能が備わっているが、それぞれがピークを迎える時期は人によって異なります。前者は概ね30代から下降が始まるが、後者は人生の中~後期にかけて上昇していきます。
「幸福で健康」な高齢者に欠かせない最重要の特性は良好な人間関係
結晶性知能へとシフトするには、「人間関係を深めること」「精神性を探究すること」「弱さを受け入れること」の3つが重要です。
「幸福で健康」な高齢者に欠かせない最重要の特性は良好な人間関係だ、ということは、長期間にわたるハーバード成人発達研究によって明らかになっています。
孤独は一人でいることを指すのではなく、「感情的にも社会的にも孤立する体験」です。
その孤独は、喫煙や肥満よりも健康に害を与え、認知症と強い相関関係があることもわかっているます。
キャリアの過渡期は釣りにおける「引き潮」のようなものです。恐れず糸を投げ入れよう。
「職場の問題地図」
仕事の手戻りが多いと、業務効率も働く人のモチベーションも下がる
仕事の手戻りが多いと、業務効率も働く人のモチベーションも下がってしまいます。
まあコンサル1年目の時は英語の議事録が真っ赤で返されるので最初のうちは仕方がないのですが、2-3年経っても、いつまでも「仕事の手戻りが多い」ままではいけないのです。
手戻りを減らすには、仕事を引き受けたタイミングで「手書きしたラフ絵を活用して相手と成果物のイメージを合わせること
手戻りを減らすには、仕事を引き受けたタイミングで「手書きしたラフ絵を活用して相手と成果物のイメージを合わせること」と「いつ、どのタイミングで、何を報連相するかを相手と合意しておくこと」が有効です。
属人化を完全になくすことはできないが、軽減は可能です。
優先度と属人度の度合いによって業務を仕分けし、属人化との向き合い方を決めよう。
場合によっては、「ある程度の属人化は認める」という結論になることもあります。
「残業学」
中原先生は 「大人の学びを科学する」をテーマに、企業・組織における人材開発・リーダーシップ開発について研究していらっしゃる
中原淳(なかはら じゅん)先生は私のずっと好きな先生で、ずっと東京大学大学院学際情報学府准教授と東京大学大学総合教育研究センター准教授を兼任されていました。
現在は立教大学経営学部教授で、同大学ビジネス・リーダーシップ・プログラム(BLP)主査、リーダーシップ研究所 副所長でいらっしゃいます。
「大人の学びを科学する」をテーマに、企業・組織における人材開発・リーダーシップ開発について研究していらっしゃいます。
何故「働き方改革」が必要なのか
残業や長時間労働は昔からあった問題です。何故今、これほど注目を集めているのだろうか。