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【書籍紹介】悩みがスーッと消えていく ポケット禅語

こんばんは。

コミュニケーションデザイナーの吉田幸弘です。

今日のおススメの書籍です。

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■悩みがスーッと消えていく ポケット禅語
■武山 廣道(監修)修=====================


人の心を穏やかにしてくれかつ前向きな気持ちにしてくれる言葉が多い「禅語」。

そんな禅語の教えを解説している一冊です。

ポケットサイズなので持ち歩きにも便利です。

待ち時間、移動時間などのスキマ時間に心を整えるのにピッタリの一冊です。

それでは特に参考になったエッセンスをご紹介していきます。

●忙しいときほど、「何はともあれ、お茶を一服」とほっこり一息をつく時間を持ったほうがいい。

あと、スケジュール帳には務めて余白をつくるべし。

時間に追い詰められることがなくなります。

一杯のお茶とスケジュール帳の余白は、心にゆとりをもたらします。

「早くやらなければ」と焦る気持ちを落ち着かせ、余裕を持って目の前のことにじっくり取り組むための妙薬になりうるのです。

(P32 引用)

この引用部分は「喫茶法」という禅語に対する解説です。

「忙しくしていないと不安」「時間は有効に使いたい」「のんびりしていると罪悪感がある」という人もいるかもしれません。

しかし、どんなに好きなことを仕事にしていても、知らぬ間に疲労は蓄積してしまうもの。

長期休みの時に休めばいいではなく、定期的に余白の時間を確保するようにしましょう。

●たとえば600メートルくらいの山は、富士山などの3000メートル級の山を見て「高いなあ。雄々しい姿だなあ。それに比べて自分は・・・・・・」と落ち込むでしょうか。

あるいは野に咲くタンポポは、赤いバラの花を見て「赤い色が鮮やかできれいだなあ。大きくて立派な花だなあ。それに比べて自分は・・・・・・」と卑屈になるでしょうか。

なるわけがありません。

ほかの同類と比べて、うらやんだり、妬んだり、自己嫌悪に陥ったりするのは人間だけです。

でも家柄とか経歴、容姿、能力、性格など、世間的な物差しで何かに恵まれていると思われている人と自分を比較したって、何もいいことはありません。

人の優れているところばかりに目がいくと、自分にしかないよさとか、自分にしかできないことを見いだす目が曇ります。

(P65~66 引用)

「山是山、水是水(やまはこれやま、みずはこれみず)」という禅語に対する解説の部分を引用しました。

営業成績がいい、SNSの反応がいいなど、優れている人を見て羨ましいなと思ってしまうのはある意味仕方ないでしょう。

かつても私もそうで、嫉妬していました。

しかし嫉妬していても何もよい方向には向かわない。

参考にするのはいいことだが、あまりにも視点をその人ばかりにしていると、本来自分が得意なものに気付けない場合もある。

個人的には「あの人すごいな。それに比べて」ではなく、「あの人すごいな。よし自分はこの強みを活かすぞ」と同じ土俵で考えないようにしています。

●「川の流れがどんなに急であっても、川面に映る月が流されることはない。

常と変わらず自分のペースで、少しずつ、ゆったりと軌道を動いていく。

そんな月のような”不動の心”を持ちなさい」

そう教えてくれます。

禅では、月はしばしば真理にたとえられます。

真理とは、100年、1000年、時代が移ろうと、周囲の状況がどう変化しようと、絶対に変わらないもの、「信念」と言い換えてもいいでしょう。

(P75~76 引用)

「水急不流月(みずきゅうにしてつきをながさず)」という禅語に対する解説部分の引用です。

リーダーが身につけておきたい大切な要素の1つとして「平常心」があります。

「平常心」はまさに「不動心」ともいえます。

非常事態やイライラすることがあった際に落ち着いて考え、行動できるリーダーは信頼されます。

イライラしたら、「水急不流月(みずきゅうにしてつきをながさず)」という言葉を思い出すようにするといいでしょう。

●「百尺竿頭進一歩」とはそういうこと、

「非常に長い竿の先端(百尺竿頭)から、一歩でも進むと竿が折れてしまいそう。

「それでも一歩踏み出すことが大事である」と説いています。

仏道の修行に終わりはない、ということです。

最近はわりと簡単に「無理」という言葉が使われますが、感心できません。

自分で自分の限界を決め、成長を放棄することにほかならないからです。

「もう限界」と思っても「いや、もう一歩」となんとか前に進んでいく気構えを持ちましょう。

そこから限界を突破する力が生まれます。

(P121 引用)

「百尺竿頭進一歩(ひゃくしゃくかんとういっぽすすむ)」という禅語に対しての解説の引用です。

「ここまででいいや」と「あともう少しだけ」の微差が大差を生むものです。

また、ティッピングポイントといって、沸点寸前まで本当は来ていて、あと少し続ければ大きく変化する状況かもしれません。

「あと5件アポメールをしよう」までいかなくても「あと1件やってみよう」、「あと1年粘ろう」ではなく「あと1ヶ月粘ろう」だったらハードルも越えられるのではないでしょうか。



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