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Apple、AI生成物に透かしとメタデータで透明性確保

今流行りのAIブームについて、あなたはどう?思っていますか。
この記事タイトルに惹かれて、今読んでいるのは、多少なりとも
AIに関心があるのだ思います。

以下は、AIで現在、起きている現象について、私なりにリサーチしてみて、

参考となる文献と私自身の体感とを照合した個人的な意見です。

参考になれば幸いです。

AIの現在について


あなたもお気づきのように、これまでのAI技術の進化と普及は驚異的なスピードで進んでいます。

既に、世間に知れ渡ったテキスト作成、画像生成の他に

診察会話の文書化/防衛ソフトウェアおよびハードウェア/音声文字変換ツール提供/コンピューターチップ製造/消費者向けチャットボットアプリ
データのエラー検出/コード自動補完アプリ/創薬向けタンパク質設計/コールセンタースタッフ支援/データストレージと分析/自律型人型ロボット/エンタープライズ検索エンジン/法律事務所向けAIモデル/AIモデルおよびデータセット向けライブラリ/創薬・医薬品開発/AIアプリ開発ツール/オープンソースAIモデル研究/生産性ソフトウェア/汎用検索アプリ/写真編集アプリ/動画生成サービス/データベースソフトウェア/ビデオゲームデザインソフトウェア/データラベリングおよびデータソフトウェア/AIアバター・動画生成/プレゼンテーション作成ソフトウェア/産業機械メンテナンス/自律走行トラック技術/

ご覧のように、驚くほど沢山のことが開発されています。

当然、このAIブームの中で、Google, Apple,等多くの企業が競い合うように生成AIの開発を進めています。

実用化されれば、仕事だけでなく生活の面でも多くの影響が出ることは

容易に想像できますね。



でも、これから、AIがどんどん活用されると、以下のような問題が浮き彫りになることが、わかってきました。

AIが生成した作品の商用利用は、クリエイティビティの新たな地平を切り拓く一方で、著作権を巡る法的な問題に直面しています。AI技術の進化により簡単に高品質なコンテンツを生成できるようになった今、誰がその著作権を保持するのかという議論が活発に行われています。

AI総合研究所より



こういう現状認識の中で、当然、こういう方向に進む(特に日本では)と思う事例を取り上げてみました。


際立つAppleの戦略

第1章: AIブームの中で



しかし、Appleはその中で独自の道を選びました。無秩序にネット上のデータを収集するのではなく、適法かつ質の高いデータセットで学習する方針を掲げたのです。

現代社会、特に、日本では正しさが求められます。

他人の著作物を不当に盗用して、自作物のように投稿・発表するのは、
けしからんという考え方が主流だからです。


こういう点を踏まえても、Apple社の慎重なアプローチは、Appleのブランドイメージと一致し、法的リスクを回避するための戦略とも言えるかと思うのです。


第2章: 外部モデルとの連携と法的リスク分散

Appleの興味深い一手は、自社開発だけにこだわらず、他社の生成AIモデルをAPIライセンス利用する可能性も検討していたこと。

例えば、GoogleのGeminiのような高度なAIモデルの活用です。これは、生成AIの出力に関する著作権上の責任を提供元に帰すことで、自社の法的リスクを最小限に抑える意図があったと考えられます。

最終的にAppleは自社モデルを中心に据える選択をしましたが、この柔軟な姿勢からは、法的リスクの分散と技術の最適化を同時に目指すAppleの戦略が垣間見えます。


何故なら、リスク分散は、日本では主流になっていくと思うのです。
以下文化庁の記事を参考にしてください。

AIと著作権について

文化庁HPより



第3章: 適法AIモデルの市場優位性

AppleのAIは、「市場で唯一の適法に訓練されたモデルになるかもしれない」とさえ言われています。

私自身、この意見に同意です。

もし今後、違法にデータを収集して学習したモデルに対する規制が厳しくなれば、Appleはその先駆者として市場での優位性を確立することでしょう。

このように、法的整合性への取り組みは、企業としての信頼性を高めるだけでなく、長期的なビジネス戦略としても極めて有効です。


第4章: 生成AIの透明性と倫理への配慮

生成AIの出力物に対する透明性もAppleの重要な方針です。

Appleは自社が公式に生成した画像に目に見える透かし(ウォーターマーク)を入れる方針を打ち出しています。

例えば、Federighi氏が公開した犬のイラストには「作成者: Apple AI」という透かしが付与されていました。

ただし、ユーザーが日常的に使うImage Playgroundの出力には毎回透かしが入るわけではなく、代わりにEXIFメタデータに「AIで生成」したことが記録される仕様です。

このような事例は、windows11に標準で実装されているMicrosoftClimpchampでも他のプラットフォームにエキスポートした時点で「MicrosoftClimpchampで生成」と自動で記録されています。

現状はこのように、ユーザーの利便性と透明性の両立を図っています。


第5章: プライバシーと肖像権の厳格な保護

Appleはプライバシーと肖像権の保護にも厳格です。

例えば、Image Playgroundでは人の顔写真を取り込んで似顔絵風のイメージを作ることができますが、有名人の画像には使用制限が設けられている可能性があります。

これはAppleの倫理ガイドラインに基づくもので、iPhoneの写真編集機能でも被写体の顔認識データを暗号化管理していることからもその厳しさが伺えます。

特に、このような写真編集機能の人物の特定に関する顔認識は暗号化することは必須であると思うのです。

と申しますのは、本業である私の仕事現場でも、セキュリティ対策として入室時に顔認証用のソフトを使っているのですが、このデータが将来、流出や盗用されるリスクはゼロではないし、もしそうなった場合の対策って、大変になることの予想はつくかと思うのです。


このように、AppleはAIが特定人物を無断で再現してしまう事態を避けるための対策を徹底しており、ユーザーの信頼を得るための強固な基盤を築いています。

ここの部分は、かなり、日本では制限されていくものと思うのです。

そうしなければ、ただでさえ、匿名の誹謗中傷や執拗な脅迫じみた

投稿がはびこるネット社会において、人物の特定がされるような画像は
安易に生成されるべきでは、ないからです。

現状の日本のように無法地帯と化している中で、このような画像が拡散されれば、結末は容易に想像できるかと。

以上、私の見解を踏まえて書いてみました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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ヒロ-シン
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