コラム 「続 クレームはいけないこと?」
【むかしむかし発行していたメルマガの記事から】
メルマガでクレームについて取り上げた時、思い出した昔のお話。(=^・^=)
コラム(BGMはの宇多田ヒカルの「Automatic」をどうぞ)
「続 クレームはいけないこと?」 by 吉田柴犬
先週、お店でのクレームについてコラムで書いたところ、冬こ様という読者の方から、投稿をいただきましたので、ご紹介します。
私も、『○○○○○○○○○にて』。
パン・スープ・ドリンク付きのハンバーグセットを注文しました。
午後7時過ぎの平日にもかかわらず、店は混んでいました。
注文してから多少待ちましたが、おなかがすいていたので
すぐにスープを飲み始めました。
ベーコンが焦げていると思って具を見たら、なんと大きなハエが
スープの中に入っていました。気持ち悪い!!
急いでウエイトレスの方に説明すると、謝りもしないでスープを
交換するだけで行ってしまいました。
まるで、私がけちをつけたような目で見るんです。
確かにハエが入っているのを認めているのに・・・。
会計時にも、謝罪の一言もありませんでした。
それ以来、そのお店に行く気になれません。
しかし、私も『○○○○○○○○○』のくるみパンが
大好きだったので、あえて言わせてもらいました。
クレームをしないで、黙ってスープからハエを取り出して
飲んでいればよかったのかな?と思ったりもしました。
うーん、柴犬の行ったレストランと違うことを祈ります。(^^;) 柴犬だったら、そんなときは怒り狂うような気がしますが、皆さんはいかがでしょうか?とりあえず、冬こさんには、「冬こ柴」という称号を差し上げときます。(^^;)
で、冬こさんからいただいたメールで柴犬の昔の体験を思い出しました。
それは、、、、。(ドラマだったら、プワプワプワ〜ンという音楽で始まる回想シーン、、、)
柴犬が昔、東京で働いて頃、麹町にオフィスがあって、その近くの定食屋が大のお気に入りでした。そこは昼定食があって、小鉢に入ったおひたしや煮物を自由に選べる昔ながらのお店で、昼はサラリーマンで賑わっていました。店の主もかっぽう着を着て、髪をひっつめたおばあちゃんで、髪型がそのころ流行っていたボビー・ブラウンそっくりで、柴犬達はその店を「ボビーの店」と呼んでいました。
ある日、いつものように柴犬がその店で昼ご飯を食べていた時です。隣の席のサラリーマンが店の手伝いのおばちゃん(三崎千恵子さんみたいな人でした)を呼ぶと、小さい声で、「ちょっと、この鉢にごきぶりが入ってたよ
、、、。」と言いました。その方が小さい声でいったのは、大きな声でいうと、お店の人が恥ずかしいだろうとか、他の人が不愉快にならないように、という配慮だと思ったのですが、それを聞いたおばちゃんは、店中に響き渡る声で、「ちょっとー、このおしたしにごきぶりが入ってたわよー!」と叫んだのです。
すると、店中がしーん、となって、客はみな悲しそうに顔を見合わせ合い、そっと箸を下に置いたのでした。
恐るべし、三崎千恵子&ボビー。【柴】
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発行日: 99.3.28 発行 第42号