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コラム 「高松・淡路旅行日記」2004.8

【むかしむかし発行していたメルマガの記事から】 
兵庫県宝塚市に住んでいたころ、夏休みの旅行として高松・淡路にでかけた。子どもは4歳の長女、その後11月に宝塚市の病院で生まれる長男はお腹の中だった。(=^・^=)

登場人物
吉田 柴犬 39歳
吉田 熊こ 30歳
吉田 豆柴 4歳
吉田 豆柴2号 0歳(生まれていない、、)
家族で兵庫県宝塚市在住(当時)

はじめに

 今年の夏休みは淡路で2泊することにした。ただそれだけではつまらないので、フェリーで高松まで行って、戻りながら淡路、ということにした。考えてみると、一昨年の12月に淡路のウェスティンホテルに3人で泊まってから、一泊以上の家族3人だけの旅行はしていないことに気づく。遠出をしても日帰りだったり、旅行を計画していても豆柴が熱を出したり、ということがたまたま続いたのが原因みたい。
 ということで、2泊の高松・淡路紀行となる。いつもの通り、宿泊先はかなり慎重に検討するけれども、その他のことは行き当たりばったり、というか、あまり調べないで行くことになる。ホテルは当初はお気に入りのウェスティンに2泊の予定だったのを、高松に行くことにしてから、調べて、淡路島の南端にあるホテルアナガという高級リゾートホテルにも1泊することにする。

7/25(日) 晴れのち曇り

 朝3時に起床。熊こを起こして、旅行に出かける準備をする。午前6時に三宮を出発する高松行きのフェリーに乗るためだ。豆柴は前の日、午後6時ぐらいに寝て、このままいけば朝まで寝るから大丈夫と思っていたら、午後9時ぐらいに起きてしまい、やっと午前1時に寝たのだった。準備をすませて、もちろん起きない豆柴を抱っこしてジュニアシートに乗せ、家を出たのが、予定通り午前4時半だった。

 途中、コンビニでおにぎりなどを買って、三宮に着いたのが午前5時過ぎ。フェリー乗り場はすぐに分かった。電話で予約しようとしたら、この時間なら予約しなくて大丈夫、と言われたけど、確かに乗客はとても少ない。運賃は車と運転手で6,390円、同乗者(熊このことだ)が1,340円(安い!)で、合計7,730円。3時間40分で高松まで連れて行ってくれるんだから、安いと思う。フェリーは想像よりも大きな船だった。

 船内は和室の2等船室というところにいたんだけど、要はただのカーペット敷きの広間で、8畳ぐらいの一区画を家族3人で使うというぜいたくなもの。といっても、何もなくて、ただ持ってきたタオルを布団代わりに寝るしかない。船内は、自動販売機とゲームコーナーと無料のマッサージ機(柴犬のお気に入りのナショナルのリアルプロ)とテレビがある以外は、何もないので、眠いし寝ることにする。豆柴はフェリー乗り場到着直前にちゃんと起きて、これがまたハイテンション。柴犬はついていけなくて、すぐに寝てしまう。しばらく寝て、次に熊こと交代して、結局、豆柴は一度も寝なかった。


この頃乗っていたトヨタのファンカーゴ(お気に入りのカエル色)

 予定通り高松に9時50分前に着いて、車で高松駅前まで10分もかからない。駅前は再開発されたのか、近代的なビルが建っている。近くの駐車場に車をとめて、アーケードをぶらぶらする。まずはガイドブックに載っていた「松風庵かねすえ丸亀町店」を探して、「唐芋きん」を買って、ベンチに座って食べる。鳴門金時というサツマイモを使ったいわゆる芋のきんつば。鳴門金時が甘いんだろうけど、サツマイモ餡が甘くて、素朴な味わい。

 それからやっぱりうどんを食べたくて、これまたガイドブックに載ってた「かな泉紺屋町店」を探す。ここはかなり大きなお店のようで、1階はセルフスタイル、2階は一般的な食堂スタイル。セルフでの注文の仕方はだいたい分かっているつもりでも、おのぼりさんらしく、いろいろ聞いてしまう。それでも店の人は親切に教えてくれる。(当たり前か)
 柴犬は1玉(160円!)、熊こはお腹が空いてなくてパス、豆柴も1玉、あと、海老天、コロッケ、いかげそ天、わかめしらす天で700円ちょっと。もちろん生醤油をかけて、ネギとかつおぶしとたっぷりかけてずるずる食べる。うん、美味しい。豆柴もずるずる食べる。でもこれで満腹になってしまった。

讃岐うどんは絶品!(=^・^=)

 徳島ではラーメンを食べなきゃね、という話をしていたら、豆柴に「気持ちは分かるよ、、、」と言われる。?(・。)?(。・)?  おまえはホントに4歳? 村上春樹が昔、紹介してた「なかむら」や「がもう」というような、セルフというよりも製麺所そのものといったところのお店は今では超メジャーな存在で、大行列らしいし、少し郊外にあるので、今回は行かないけど、まあ、どこで食べてもかなり美味しい、というのが、たぶん高松のうどん屋だと想像する。

 うどんで満足してから、またガイドブックでチェックしておいた「北浜alley(アリー)」に行く。ここは港の古い倉庫群をそのまま使ったショッピングセンターで、テナントも雑貨、家具、カフェなどおしゃれな場所。あまり人工的な感じもしないで、なかなか雰囲気のある外観、店内のお店が多くて、ぶらぶらするだけで、柴犬も熊こも楽しかった。ちょうど豆柴が寝てしまったこともあり、抱っこするのは重いけど、その分ゆっくりぶらぶらできた。

 お昼になって、熊こはご飯を食べていないので、izara moonというカフェに入る。ここもアジアンな感じのカフェで、ランチも安くて美味しかった。熊こは日替わりのランチ、柴犬はしらたまにアイス、小豆、きなこ、抹茶、黒蜜などがついたなかなかユニークなデザート、店に入るなりむくっと目覚めた豆柴はグレープフルーツジュースをオーダー。

 ゆっくり昼食とデザートをとった後は、一般道をただひたすら徳島方面に向かって走る。途中はいわゆる田舎で、あまり面白くない風景なんだけど、うどん屋の比率がものすごく高いのは、実際に体験すると不思議な感じ。それに午後2時近いというのに、多くの店に車が駐車している、ということは繁盛しているんだろうな、と想像する。そのかわり、マック、吉野家といった大手ファーストフードのお店は本当に少ない。これだけうどんが美味しければ、ハンバーガーは食べないよな、と妙に納得する。

 途中、いるかと泳げる、と看板のある施設を通り過ぎたけど、ここは少し寄ってみたかった。途中で和三盆糖を作っている三谷製糖というところを通りかかり、入り口まで行ってみるけど、人気もないので引き返す。後からSavvyという雑誌の四国特集で紹介していて、寄ればよかったと少し後悔。

 一応、徳島市内は少しだけ寄ろうと思っていたけど、ホテルのチェックインの午後4時が迫っているのと、豆柴が早くホテルに行きたい、とうるさいのと、徳島で食べようと思っていた徳島ラーメン(甘辛いスープと豚バラ肉と生卵が特徴らしい)は食べられそうもない(^^.)ので、鳴門からそのまま橋を渡って、本日のホテル「ホテル アナガ」に向かうことにする。ここは淡路島の南端で、アナガは地名の阿那賀から。ご贔屓のホテル予約サイト「一休.com」で、おすすめのホテルだったので、ウェスティン淡路2泊を1泊に短縮して、予約した。

 ホテルは南欧にでもありそうな低層の建物で、趣味の良いお金持ち向きのリゾートホテルという雰囲気。それでも柴犬のような一般庶民でも平等に扱ってくれる。午後4時前だったけど、部屋の準備ができているからとすぐに部屋に案内してくれた。思ったより狭いけど、これまた趣味の良いツインルームで、窓からプールと鳴門大橋が見える。

 ということで、豆柴と二人で水着に着替えて、プールで泳ぐ。午前中、晴れていたのに、午後から曇ってきて、あまり暑くなかったけど、プールの水は冷たくない、というか、ぬるくて、外にいる方が寒い。リゾートホテルの方程式通り、プールサイドバーがあって、水中にスツールが5つあるのは合格、というか、やっぱり何か飲みたくなる。(^^)V 
 柴犬は淡路の地ビール、豆柴はオレンジジュースをオーダー。熊こも後から来てデッキチェアに座って、豆柴が泳ぐのを見ている。妊娠中で泳げないのが少しかわいそう。たまたま同じ4歳の女の子で、プールに飛び込んだり、もぐったりするスーパーガールがいて、豆柴も刺激されるものの、怖くて最後は顔をつけられなくて、見ていて可笑しい。その子が頭から飛び込むのをみて、豆柴もプールサイドに上がって、「いっせーのーでー、、、」とかけ声をかけてから、後ろ向きで足からプールに入るのには我が娘ながらまいった。(^^.) 浮き輪で深いところで足をバチャバチャしてるので、平泳ぎを教えようと、「カエルさんみたいに泳いでみなよ」と言うと、「ゲロゲロ、ゲロゲロ」と、カエルの鳴き真似をされて断念。\(^_^)/

 プールは水もぬるいし、ジャグジーもあるので、午後6時近くまで泳いで、部屋に戻って、すぐに豆柴と二人でお風呂に入る。バスルームはトイレとは別れているけど、ちょっと素っ気なさ過ぎて、あまりリゾートホテルっぽくない。ホテルがヨーロッパにありそうな雰囲気はいいんだけど、シャワーの出が悪いのもヨーロッパ風で、少し困った。

 ホテルの近くは漁港といくつかの旅館、民宿があるぐらいで、食事はホテルでとるのが無難そうだったので、外には出かけないことにする。ホテルのレストランは洋、和とあって、それにバーベキューなどを食べられるテラスレストランもある。子供連れも全然問題ない、とは言ってくださったものの、迷って、結局はルームサービスを頼むことにする。

 途中の漁港の売店で買ってきたわかめのおにぎりを1個ずつ食べて、柴犬はビール(スーパードライなのが残念)、熊こはオレンジジュース、豆柴はポカリスウェットで乾杯。ルームサービスは、オードブルの盛り合わせ、サンドイッチ、パン(熊このリクエスト)をオーダー。黒服のおじさんがうやうやしく持ってきてくれる。サインを豆柴に書かせようとしたら、ちゃんとつきあってくださって、自分の名前を書けた豆柴もうれしそうだった。このホテルのスタッフはみんなとても感じがよくて、自然な接客なのが好印象。

ホテルアナガのルームサービス

 で、ルームサービスは、これまで食べたルームサービスの中では感動するぐらい美味しい料理だった。オードブルはたこや、魚などの海鮮ものと肉やハムのどれもが美味しかったし、サンドイッチは付け合わせのフレンチフライポテト(と言いたくなる細いポテト)はたっぷりで、小ぶりのサンドイッチは2種類あって、どちらも手間がかかったものだと分かる。自家製のパンもバターをたっぷりつけて食べるとそれだけで美味しかった。これなら、レストランで食べたらものすごく美味しいんだろう、と思う。とりあえず、朝食が楽しみになる。

 疲れて、ビールを飲んで、寝心地のいいベッド(リネンがさらさらして気持ちいい)に寝ころんで、サッカーのオリンピック代表戦を観ながら、柴犬がもちろん一番最初に寝てしまう。気がついたら、熊こも寝てしまって、豆柴だけ元気に起きて、持ってきた「いやいやえん」を読めと言われる。途中、何度も寝ながら読んで聞かせて、それでも寝ないので、PowerBookを出して、お気に入りの絵本ソフトを起動してあげると、一人で30分ぐらい遊んでいる。親は楽だけど、考えてみれば、4歳児がひとりでパソコンで遊べるってけっこう凄いよね、と思う。これはMacだから、というのはひいき目かな、、、。

 明日は淡路島を北上して、ウェスティン淡路に宿泊予定。途中で遊んでもいいし、早くホテルに行って、泳いだり、ホテルの中や敷地内の植物園、公園をぶらぶらするのもいいし、ま、そのとき考えることにして寝る。
 

7/26(月) 晴れ

 午前6時半に起床。天気は良さそう。7時過ぎに豆柴を起こして、豆柴のリクエストで朝食は和食にすることに決めて、B1Fの「阿那賀」へ。和定食か朝がゆ定食を選べるとのことで、2人とも和定食に。南高梅、焼きたてのあじの開き、さんまみりん、うるめいわし、焼き海苔、ひろうすの煮物、しらすおろし、漬け物、ご飯、みそ汁と充実の内容。ご飯はちゃんとおひつに入って出てくるし、干物なんて焼きたてがあとから出てくるのもうれしい。特に干物と梅干が美味しくて、美味しくて、ばふばふご飯を食べて、満腹で気持ち悪くなる。(^^.)

 腹ごなしに開始時間の8時半から豆柴とプールへ。10時ぐらいまでまたバチャバチャ遊ぶ。豆柴は今度は少しだけ水に顔をつけられるようになる。\(^^)/

 少し寒くなったので、プールを出て、豆柴はお風呂のバスフォームが気に入ったので、しばらく遊ばせて、柴犬は少し休憩。柴犬は疲れて、ベッドで寝てしまう。一緒に豆柴も昼寝させようと思うけど、本人は絶対にしない、と強情。結局、熊こをずっとつきあわせて、その上、眠いのか機嫌がどんどん悪くなって、起きた柴犬が怒ったせいで、本人は大泣きする。豆柴がにこにこしていないとおとうさんもおかあさんも旅行なんて楽しくないんだよ、と伝える。(本当に親なんて勝手だ。(^^.))

 正午少し過ぎてチェックアウト。午後2時までにチェックアウトというのはリゾートホテルらしくてとてもいい、と思う。宿泊費用として約3万5千円(朝食付)、プールサイドの飲み物代、ルームサービス代、冷蔵庫の飲み物代で約7千円ぐらい、合計4万2千円をカードで支払い。1泊にしては高い金額だったけど、満足度はさすがに高かった。

 出発前に、前の日にも気になっていたホテルの入り口近くにある宝塚予科練の慰霊碑というところに寄ってみる。これは戦時中に宝塚海軍航空隊予科練習生100名以上が、鳴門要塞増強工事のために鳴門の港からこの阿那賀港へ船で向かう途中、米軍機の攻撃を受けて撃沈、80名以上が命を落としたことを追悼して、出来た慰霊碑と看板に書いてある。石段を大分登ってみると、鳴門海峡が一望できる高台に、観音様らしい石像と、一つ一つ氏名の刻まれた墓石がたくさん(80以上あるのだろう)、整然と並んでいた。豆柴には国と国がけんかをする「戦争」はよくないことだと教えておいた。

 阿那賀を離れて、淡路島を北上する。次のウェスティン淡路がある東浦町でも40kmぐらいなので、一般道をぶらぶら行くことにして、あてもなく走る。まもなく、豆柴が眠いと言って、寝てしまう。それなら最初から昼寝すればいいのに、と思うけど、熟睡しているので、結局、東浦町に到着してしまう。途中には、海水浴場もたくさんあって、海で泳ぐのもいいな、と思った。

 豆柴を起こし、午後2時なのに昼食を食べていないので、和風の食堂に入る。豆柴はそば定食、柴犬と熊こはにぎり1人前、穴子の箱寿司、いかとしその巻物などをオーダー。穴子の寿司などはなかなか美味しかった。
 まだ少し早かったけど、コンビニでペットボトルやお菓子を買って、アイスを食べながら、ウェスティン淡路に向かう。

 2Fのフロントでチェックインの手続きをすると、以前(1年半ぐらい前)に泊まったためか、スーペリア・ダブルでも、最上階の10階にしてもらう。前はオフシーズンだったので、デラックス・ダブルをラグジュアリー・ダブルにアップグレードしてもらって素晴らしい部屋だったけど、今度は窓からの眺めもいいし、お風呂に窓があって海が見える、というのもちょっとうれしい。相変わらず部屋はおしゃれでリゾートホテルらしいホテル。前に来たときに感動したヘヴンリーベッド(寝心地最高)はキングサイズぐらいあって、寝転がっているだけで寝てしまいそうだったけど、時間ももったいないので、早速プールへ行く。

 プールはリストーロというフィットネスクラブにあって、ゲストの利用優待券で1500円(2日間)で利用できる。(豆柴は無料) ここは屋外プールも屋内プールも素晴らしい施設。特に屋内はジャグジーやリラックスバスがあって、気持ちいい。まずは外のプールサイドバーで、柴犬は生ビール、オニオンフライ、熊こはジュース、豆柴はかき氷レモンをオーダー。オニオンフライは、いわゆるオニオンリングではなくて、タマネギまるごと1個に切れ目を入れて揚げ、花みたいな形になったもので、タマネギも美味しいのか、香ばしくて美味しかった。豆柴は最初はタマネギとは分からずに食べてて、じきに気がついて吐き出す。結局、外や中のプールで日が暮れる6時ぐらいまで遊ぶ。豆柴はこんどは腕用の浮き袋をつけて、深いプールで泳げるようになる。最後には、自分で顔を水につけることができて、得意げに何度もやっていた。このフィットネスクラブはお風呂やロッカールームも充実していて、こういうフィットネスクラブなら入会して、毎日お風呂に入ってもいいかな、と思ってしまう。(^^.)

ウェスティンホテル淡路のプールサイド

 一度部屋に戻って、熊こと合流して、7時ぐらいに食事に出かける。ホテル内のレストランではとらずに、同じ敷地内にあるイタリアンレストラン「ナーノ」で食事をすることにする。なんとかかんとかのごちそうサラダ、マルゲリータピザ、ガーリックトースト、パン盛り合わせ、豚肩肉のグリル黒オリーブソース、赤ワインのボトルをオーダー。妊娠中で酒を控えている熊こもグラス一杯だけワインを飲む。料理はとても美味しくて、豆柴はガーリックトーストも平気でばふばふ食べる。オリーブオイルをつけて食べるパン、そして豚肉のグリルは肉もソースも野菜も美味しくて感動する。ワインは半分も飲めずに、持ち帰りにしてもらう。

 酔って少しふらふらしながら、2Fのケーキショップでで熊こと豆柴のケーキを買って、部屋に戻り、熊こ&豆柴はケーキ、柴犬はワインの残りということになる。せっかくだからベランダに椅子を出して、外の風に吹かれながら。うちから持ってきたバランスゲーム(難しい)を3人でやって、豆柴は歯磨き、絵本を読んで、結局は柴犬が先に寝てしまう。(^^.) それでもあとからがんばって起きて、こうやって日記を書く。
 

 7/27(火)

  朝6時半過ぎに起床。熊こは6時に起きて、海の見えるバスルームに入ったけど、バスタブにお湯をはると窓が曇って海は見えなった。(^^.) 

 今日もプールで泳ぐという豆柴を7時前に起こして、朝食をとりに行くことにする。朝食は2Fにあるファンダイニング「コッコラーレ」。ここはホテルのメインダイニングで、大きなレストラン。朝食はいわゆるビュッフェ形式で、メニューは充実していて、前に来た時もとても美味しかったのを覚えている。柴犬はコーヒー、オレンジジュース、トースト、ソーセージ、サラダ、ご飯、みそ汁、漬け物、のり、冷や奴など脈絡のないメニュー。以前来た時と同様になかなか美味しいけど、前の日のホテルアナガで食べた和定食ほどの感動はさすがにない。

 途中でトイレに行きたくなって、近くのスタッフの方に尋ねたらレストランの外にある、というのはいいけど、場所が分からない様子。結局、フロントまで行って聞いたらそこから一番近いのは1Fです、と言われて、ホントかな?と思いながら行ってきた。今度は熊こが他のスタッフに聞いたら、もっと近くにトイレがあって、少しほっとした。研修生というプレートをつけていたので、アルバイトか実習の子だろうから、そんなに悪い気はしない。こういうところがサービス業は難しいというか、珍しく少し仕事のことを思い出してしまう。

 食事が済んだら、すぐにプールに行く。チェックアウトは11時だから2時間弱はたっぷり泳げる。(^^.) って豆柴につき合ってプールに入りっぱなしの旅行。屋外プールはまだ誰も泳いでいないけど、水も冷たくなくて気持ちいい。しばらく泳いで、今度は屋内プールとジャグジー。豆柴は昨日より自信が出て、腕につける浮き輪だけで全然こわくないみたい。何度も自分から顔を水につけて得意そうにしている。自分より大きそうな子が浮き袋など重装備で泳いでいると、必ず近づいていって「なんさーい?」と聞きたがるのも、感じわるーい。(^^.) 結局、約1時間ちょっと遊んで、お風呂にさっと入って部屋に戻って、チェックアウトの準備をする。

ウェスティンホテル淡路の屋内プール

 11時だとフロントが混みそうなので、少し早めにチェックアウト。ホテルのサイトで予約して、スーペリア・ダブルの朝食付、税・サ込で、21,000円、フィットネスクラブ(プール)とプールサイドバー利用で、合計25,000円というのはとてもリーズナブル、というか、とても安いと思う。是非また来たい、と思うホテル。今度はオフシーズンに屋内プールとジャグジーに入りに来よう。豆柴とも「また来ようね」と言いながら、ホテルを後にする。

 さてどこに行こうか、全然計画がない(^^.)ので、とりあえず淡路町に行く。ここは仕事でも何度か来たことがあって、よく知っているところ。前に大福を買ったことがある地元のお菓子屋に行くと、大福はないので、みたらし団子を買う。ちょうど出発時間近くだったので、明石行きのたこフェリーに乗る。料金は2,000円ちょっと、時間も20分弱とお手軽。柴犬はソファーで熟睡してしまったけど、豆柴は少し小さいぐらいの女の子と遊んで、とても楽しそうだった。

 明石に着いて、うおんたなで昼食を食べようと思ったり、近くにあるという「ラーメン波止場」に行こうと思ったりしたけど、垂水のアウトレットを思い出して、そのまま垂水へ。我が家はあまりアウトレットで買うものはないのだけど、レゴのお店があったり、外に豆柴が遊ぶ場所があるので、お手軽でいいかな、と思い、行くことにする。

 少し寝た方がいいよ、と豆柴にいう親たちと、寝たくない豆柴で車の中でけんかしながら、アウトレットに着いた時にはもちろん豆柴はお休みモード(^^.)。熟睡する豆柴を抱いて、無印良品のアウトレットなどをぶらぶらして、豆柴が起きたので昼食を食べる。昼食は韓国料理のレストランで、柴犬&熊こは石焼きビビンバ、豆柴は子供向けのクッパをオーダー。なかなか本格的なビビンバで、熱くて辛くて汗をかきながら食べる。ここのメインはプルコギらしくて、今度は是非プルコギを食べてみたい、と韓国料理好きの柴犬は思う。

 食事をしてからは、お目当てのレゴショップに行く。豆柴は遊び場の大量のブロックでさっそく遊び始める。柴犬&熊こはかわりばんこに店内をチェックして、柴犬だけレゴウォッチとスターウォーズのお買い得品を買う。それから豆柴を水着に着替えさせて、外の噴水で遊ばせる。地面から直接水が出てくる、子供が遊ぶために作ってある噴水で、おむつの子なんかが喜んで遊んでいる中を、豆柴も夢中になって遊ぶ。親たちは日陰でスターバックスのアイスカフェモカを飲みながら見てるけど、見てるだけでも(^_^.) 暑い。

垂水のアウトレットのレゴショップ

 しばらく遊んでから、豆柴は大好きないちごミルクのかき氷を食べて、満足そう。午後4時ぐらいになったので、そろそろ帰ることして、国道2号線、阪神高速を使って、午後6時半ぐらいに宝塚の自宅に帰着。豆柴を連れて、整骨院に行って、帰ってスーパーで買った弁当を食べ、豆柴と水風呂に入って、絵本を読んで寝る。

 相変わらず観光をしないというか、計画性のない日程だったけど、ホテルは2軒ともとても良かったし、プールに入れない熊こには少し悪かったけど、豆柴とホテルのプールをめいっぱい楽しめたし、楽しい家族旅行だった。
 

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