コラム 「クリスマスの思い出」
【むかしむかし発行していたメルマガの記事から】
子どもの頃のクリスマスプレゼントの思い出。それも悲しくて、くだらない。(=^・^=)
コラム(BGMはビング・クロスビーの「ホワイトクリスマス」をどうぞ)
「クリスマスの思い出」
by 吉田柴犬(当誌編集長)
今回は食べ物ネタはお休み。もうすぐクリスマスなので、その思い出でも書きます。
柴犬は、東北の田舎町で6歳まで育ちました。通っていたのは、カトリックの幼稚園でした。といっても、田舎ですからぼろぼろの園舎と小さな教会があるだけの小さな幼稚園ですが、昨年、久しぶりにそこを訪れたら、同じ建物が建っていて、感心してしまいました。幼少のみぎりは、昆虫図鑑を脇に抱えて通園していた、というまるでファーブルのような柴犬ジュニアだったらしいのです。子どものことですから、キリスト教については何一つ身に付かなかったようです。毎週月曜日の朝、園長先生が聖書のお話をするのですが、唯一覚えているのはアブラハム(これは人の名前らしいですね(^^;))という単語だけ。何故って、脂ののったハムみたいだから、、。
クリスマスに天使の衣裳をまといキャンドルをもった写真(柴犬の子どものころはまだ白黒写真)がアルバムにあるのですが、自分でいうのもなんですが、本当に賢そうなお坊ちゃんの姿が写っています。その時の思い出は今でも思い出すと恥ずかしくなるのですが、サンタクロースに出たがり屋の柴犬(母)が扮装していたのです。まわりの子どもからもおまえの母親だろうと指摘され、柴犬ジュニアは恥ずかしくて、恥ずかしくて、穴があったら入りたい気持ちだったことを30年近くたった今だってリアルに思い出せます。
クリスマスといえばプレゼントですが、子どもの頃のプレゼントの思い出は2つあります。一つは、クリスマスのずっと前に、母親が隠していたプレゼントを偶然見つけてしまったこと。それも、全然欲しくないカラー竹馬(そのころ結構流行っていた)だったので、その悲しさは今でも覚えています。
もう一つの思い出は、レコードプレーヤー(てんとう虫じゃなかった、、、、(^^;))を買ってもらった時のことです。その年のクリスマスの母親のプレゼントは、何と柴犬へは西城秀樹ベストでした。(_) もっとすごかったのは柴犬(妹)で、何と森昌子ベストを貰ってしまったのです。それはあなたの趣味でしょ、おかーさん!
クリスマスというより、柴犬(母)の思い出になってしまいましたが、まだ生きていますので誤解しないように、、。(^_^;) でも、クリスマス=母の思い出という人は案外多いかもしれませんね。【柴】
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発行日: 98.12.20発行 第29号
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