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9期最初のチームワーク&発表を終えて。(GRゼミ9期第5回2021年12月7日)

GR人材ゼミ9期生のラモスです!

本日のゼミでは「子ども、若者が自殺に追い込まれることのない横須賀市」についてチームで考え、『生きる支援策』の発表会を行いました。

今回の提案のお題(チーム発表資料より)


それぞれ前々回学んだ自殺の現状や前回の講義で改めて学んだパターンランゲージを活かし一週間準備してきました。私はチーム「ひとこえ」の一員として、ハコブネさんとインディゴと話し合い意見をまとめていきました。

若者の中でも大学生の自殺者数の多さに着目しました。

学生のうち大学生をターゲットとした(発表資料から)

大学生は小中高と比べるとコミュニティの変化が大きくなり、社会に出るステップとして多くの不安が迫る時期です。自殺に至ってしまった人のほとんどは大学保健管理センターに相談していないことが分かりました。そこで我々は‘‘相談‘‘をキーワードに
・大学内での支援の充実、
・学内資源の活用を周知するプロモーションの実施、
・第三者に相談することが当たり前になる取組み
を提案しました。これまで当たり前に相談という言葉を使ってきましたが改めて着目すると相談することの難しさだったり、どうやったらうまく相談ができるのだろう、などいろいろ気づきがありました。

今回タイトなスケジュールの中チームを引っ張ってくれ、まとめあげてくれたハコブネさん、そしていろいろなところから面白いデータを見つけて共有してくれたインディゴにはとても感謝してます!
今回引っ張ってもらった分、今後のチーム活動ではもっと自分が引っ張っていこうと思えた気が引き締まるいい1週間でした!ほかのチームもかなり個性のある提案でとてもおもしろかったので簡単に内容を載せさせて頂きます!

まずチーム「Hustleロケッツ」のバナナによる発表では「食」をテーマに体の内部から改善していきストレスを軽減し、そして自殺者を減らそうという提案でした。

食事により自殺対策を行う考えは全くなかったので驚き。その中でも食物繊維に着目し、給食の白米を食物繊維が白米の6倍もある玄米に変えたり、食に関するカリキュラムを取り入れたりとプランだけではなくコストまでしっかり考えられてる面白いプレゼンでした。



チーム「セカヨワ」のおたけさんによる発表では現在の横須賀市の自殺対策のなかに促進要因が少ないことに着目し「ポジティブに生きる若者が多い街づくり」を掲げユニークな案を提案してくれました。

その名も「笑いヨガ」!笑いヨガとはみんなで笑いながら体を動かすことで笑いが生まれ伝染し、その結果心身ともに健康になるという活動です。もともと1995年にインドで生まれ、すぐにその面白さと効果が広まり今では100か国以上に広がっているようです。私は初めて知ったので新鮮でしたし斬新なアイデアだなと感動しました。その他にもいろいろな方を講師に招きその方の失敗談を聞く、苦労話を本人から直接聞く講義を小中学校で行う、などテーマ通りポジティブな案がとても特徴で面白い発表でした。自殺対策一つとってもこんなにも内容が違うのかと思うくらい三者三様の発表でした。

発表が終わった後は講評へ。
各チームの発表について阿部有里さんからは「パターンランゲージ」に落とし込みながらプレゼンテーションの要素やテクニックを講評いただき、パターンランゲージを使うことでより明確に何ができていて次はどうした方がよいのか見えてくるのを実感。今後も活用していこうと思いました。

堀りょういちさんからは具体的に施策など内容について講評を頂きました。
その中でも

「こういうプレゼン大会だとインパクトのあるアイデア勝負になりがちだが、意外に採用されるのは地味なことの積み重ねだったりする」

という言葉はとても印象的で、何かヒントのような気もしました。


今回は発表と講評に加え、ユーティーさんから「課題解決のハンドブック」として今回は問題提起と価値軸について講義。


地域課題の捉え方は人それぞれで、あくまで自分軸で捉えていいんだと思えました。その価値軸も市民ニーズ・原体験・イズム・ソリューション・もったいない・経済合理性・社会コストと分類することができ、捉え方は自由でもそれぞれの価値軸で考えられる思考は養わないといけないなと感じました。


普段あまり考えることのない自殺対策について真剣に考え、色々な考え方を知り、チームでやることの難しさと楽しさを強く感じることができました。このような環境で学べることに感謝し、来週からも楽しく学んでいきたいと思います。

ありがとうございました!

■GR人材育成ゼミ(通称:GRゼミ、吉田雄人ゼミ)とは?https://graj.org/seminar/「地域課題を解決するためのGRという手法を身につけた人材を育成するゼミ」です。「GR」とは、Government Relationsの略語「地域課題解決のための良質で戦略的な官民連携の手法」と定義しています。『課題先進国』と呼ばれるようになった日本。その地域課題を解決していくためには、昔ながらの護送船団方式や官製談合とは一線を画した、良質で戦略的な官民連携が欠かせません。財源も人材もノウハウも持たない行政では解決できない問題でも、民間のサービスやソリューションやプロダクトがあれば解決できることもあるはず。そのためにもGRという手法を用いて、行政と民間を橋渡し・通訳することが必要です。この想いのもとに「課題を感じた時、官民の垣根を超えて、誰もがその課題解決にあたることのできる社会」をビジョンとして掲げ、人材を育て、コミュニティを形成し、将来的に課題解決のためのプラットフォームになることを目的として活動しています。GR人材育成ゼミ第8期の様子はこちらからご覧いただけます↓https://note.com/yoshida_seminar/m/m285602b4579d

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