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グループ発表!noteも2巡目、第9期ゼミも終盤戦へ|GRゼミ9期第15回振り返り(2022年2月22日)

こんにちは、ご無沙汰しております!インディゴです。レポートもいよいよ2巡目。第9期GRゼミの活動も残すところあとわずかとなりましたが、よりゼミの魅力をお伝えできるよう活動の様子をご報告させていただきます!

2月22日(火)のゼミも引き続きオンラインでの開催となりましたが、ゼミ生の面持ちにはどこか緊張の色が...そう、今回はなんと第2回目となる発表会でございます!各チームとも前回と前々回の講義で提示された「障害のあるなしに関わらず0~2歳児の子どもと保護者の支援」、「特に都市部では自らを束縛する生き方を散見する。彼らがもっと自由に生きていく、働いていくために必要な施策は?」というお題から1つテーマを選択し、プレゼンテーションを練り上げてまいりました。反応が見えにくいオンラインであっても、聞き手がスタンプや相槌、拍手、笑いなどでアクションを起こすことよって、しっかり受け入れ態勢を作ってくれるというのはこのゼミの良さであるなと実感しました!

以下が発表内容となります。

初めにチーム「Hustleロケッツ」のオヤブンが「特に都市部では自らを束縛する生き方を散見する。彼らがもっと自由に生きていく、働いていくために必要な施策は?」という課題について発表しました。

「自由に生きていくこと、働いていくこと」の阻害要因を“自信の欠如、帰属・承認の欲求、リスク回避”、促進要因を“自信の確立、自己実現欲求、適正なリスク対応”と分析し、促進要因が阻害要因を上回れば課題の解決に繋がるのではないかと考察を行いました。第三回講義の「自殺対策から考える社会的課題の解決」で学んだ内容が活かされており、学びを発展させることができるのはすごいなと感じ入りました。特に促進要因の1つとして挙げられていた「適正なリスク対応」の説明が心に残りました。何かに挑戦しようとしたときには、失敗したらどうしようというリスクで頭がいっぱいになってしまいますが、何もしなかったことにもリスク(=機会損失)が伴うのだということを知り、リスクをしっかり天秤にかけて判断することが大切なのだと思いました。具体的には大学生に支援の対象を絞って「関東学生アントレプレナーラボ」という方策を提案してくださいました。起業をしたいと考えているけどなかなか踏み切れないという人に向けて “起業”ができるようにサポートするというものです。大学卒業後の進路を“就職”だけに閉ざすのではなく起業、ひいては休学や留学など様々な選択肢を増やすことができれば、視界が開け将来に対して希望を見出すことができそうですよね♪

続いて「セカヨワ」のたいしょうが「障害のあるなしに関わらず0~2歳児の子どもと保護者の支援」というお題について発表を行いました。子育て中の親御さんの孤立や不安を感じる要因、反対にそれを抑えることのできる理由にはコミュニケーション相手や繋がりの有無が大きく影響していることがわかりました。しかし、多くがそれらの資源を利用できておらず、さらには共働きをする家庭の増加によって仕事と育児の両立が困難になっている状況があります。そこで、「ともに子育てを支えられるような社会に」という目標を立て、「コレクティブハウス」というものを提案してくれました。コレクティブハウスとは独立した居住スペースと共同空間が備わった集合住宅を示し、そこに多様な住人が居住することで子育てや高齢者の見守りなどを共同で担うというものです。チーム名「セカヨワ」の由来は「弱さの共有で世界に発信」ということで、この目標は親御さんの不安や悩みなど困りごとを救い上げようと設定されたものでした。理念が明確で非常に応援したくなるような魅力的なプレゼンテーションでした!

最後にチーム「ひとこえ」のわたくしインディゴが「障害のあるなしに関わらず0~2歳児の子どもと保護者の支援」というテーマについて発表を担当させていただきました。

発達障害の支援にとって幼少期が非常に重要な役割を果たしますが、そのために必要な早期発見は困難。ただし、早期発見への取り組みは以前に比べると大きく進んでいます。対して、専門家や療育施設の不足から早期療育が圧倒的に不足している現状がありました。これらのことから2つの課題、1つ目が「療育待ち発達障害児を療育に繋げる」、2つ目が「発達障害の診断の有無に関わらず、気軽に療育を受けられる仕組みを作る」という課題を設定し、現在個別指導などの現場で活躍しているAIやICTを活用した解決策を提案いたしました。チーム「ひとこえ」ではプレゼンにおいて「成功へのイメージ」というものを意識しているのですが、事前のグループでの話し合いにおいて、どのように療育プログラムを実装、事業化していくかなど議論を深めることで、「成功へのイメージ」を高めることができたのではないかと思います!自分では思いつかないような様々な切り口のアイディアに出会うことができ非常に楽しかったです!

どのチームも三者三様の素敵なプレゼンテーションでした!

プレゼン後は「問いの立て方」について学びました。問いを立てるときは、何が自分にとって一番重要か(will)、何が一番必要とされているのか(must)、何が自分(たち)にはできるのか(can)の把握が重要だということがわかりました。そして、それらの中でどこを重視するかなどが人によって異なり、だからこそ様々な問いが生まれ新しい取り組みがなされるのだと感じました。また、問いの種類も様々で6W2H(why, what, where, when, who, whom, how, how much)にカテゴライズすると課題の解像度が上がるそうです。 “教育格差”という言葉を入れてどれだけ問いが作れるかというワークを行ったのですが、なぜ教育格差が問題なのか?(why)や、教育格差による自己肯定感の差をなくすには?(how)など、実際にいろいろな問いを発見することができ面白いなと思いました。

懇親会では第10期生の募集のためのビデオ撮りをしました。シナリオは大学時代に演劇部に所属していたイザベラさんが担当してくださり、ゼミの雰囲気や活動内容などを知ることができる面白いビデオになったと思います!近日公開となりますので是非ご覧下さいませ! Coming soon...🎥

以上が振り返りとなります!長い時間お付き合いくださりありがとうございました!!

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■GR人材育成ゼミ(通称:GRゼミ、吉田雄人ゼミ)とは?https://graj.org/seminar/「地域課題を解決するためのGRという手法を身につけた人材を育成するゼミ」です。「GR」とは、Government Relationsの略語「地域課題解決のための良質で戦略的な官民連携の手法」と定義しています。『課題先進国』と呼ばれるようになった日本。その地域課題を解決していくためには、昔ながらの護送船団方式や官製談合とは一線を画した、良質で戦略的な官民連携が欠かせません。財源も人材もノウハウも持たない行政では解決できない問題でも、民間のサービスやソリューションやプロダクトがあれば解決できることもあるはず。そのためにもGRという手法を用いて、行政と民間を橋渡し・通訳することが必要です。この想いのもとに「課題を感じた時、官民の垣根を超えて、誰もがその課題解決にあたることのできる社会」をビジョンとして掲げ、人材を育て、コミュニティを形成し、将来的に課題解決のためのプラットフォームになることを目的として活動しています。GR人材育成ゼミ第9期の様子はこちらからご覧いただけますhttps://note.com/yoshida_seminar/m/m31d36e5788ee

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