第7回 GR人材育成ゼミ(6月22日)「自殺対策課題に関してチーム発表と講評」を行いました!
皆さんこんにちは!GR人材ゼミ8期生の“ななンゴ”です。
今回のゼミでは、第5回にて学んだ「日本の自殺の現状」、第6回にて学んだ「プレゼンテーションパターン」の内容を活かし、各3グループで考えた新政策を発表しました。
テーマは「子供・若者が自殺に追い込まれることのない横須賀市」のために「生きる支援策」を考えることです。
私はチーム「ゆびとま」に所属していて、新政策について考える時間が1週間ありました!
皆さん予定がある中、合計週で3回程度集まり、12時まで話す日もありました。
新政策を考えるってとても難しいのですが、それぞれのチームでユニークな案が出てきました!
皆様も是非、「私だったら〜な政策を提案する」と思いながら読んでいただけたら嬉しいです!
また、ユーティーさん、あべあさん、ほりぃさんからの講評も濃いものだったので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
『ゆびとま』:新規制作、横須賀JDGs発表!「自己効力感」爆上げ⤴︎プログラム
ゆびとまでは、横須賀新規政策として「横須賀JDGs」を提案!
横須賀
J・・・自分ならできる&自分大好き
D・・・ダイバーシティ最高!
Gs・・・ジャイアン的プログラム
自殺の原因として、子ども達の「自己肯定感の低さ」を発見しました。
そこで「自己効力感」を高められるような対策を考えました。
具体的な対策として、中学生を対象に「横須賀黒カレー」を作ってもらう企画を考えました!
ただカレーを作るのではなく、一から作るのがこの企画の肝で、米、スパイス、お皿、魚介など必要な物を自分たちで1年間かけて用意します!
このプログラムは、「横須賀JDGs4つの要素」を体験することができます。
1. かっこいい人に会って生き様を間近で見て体験
2. 地の利を活かした社会体験授業
3. 自然と自分と他者
4. 自分がしたことの可視化
地域の多くの人々と関わり、助け合いながらカレーを作り上げます。
その中で得られる仲間との信頼、自然との調和が子供たちの自己効力感をアップさせてくれるだろうという願いを込めてこの企画を制作しました。
『へたれアベンジャーズ』:女子高生のお悩み解決!「LINE」追加でQOL上がるよ?
「へたれアベンジャーズ」では、近年の自殺者の傾向として「女子高生」が増えていることに注力。
女子高生の自殺背景として、「進路に対する悩み」が大きく挙げられます。
金銭的な要因から進路に悩みを抱えている女子高生が多い中、支援対策があるのに認知されず上手く機能していないという問題があります。
そこで、専用LINEアカウントを作成!
追加してもらうことで、一人一人にあった政策を提供していくことを提案します!
なぜLINEアカウントなのか?というと、、
「機密性が高く気軽に追加しやすいこと」「情報で正しい政策を支援できること」を考慮しました。
宣伝のため、インフルエンサーに利用していただくことや、各種SNSで宣伝を考えています。
また、このアカウントは女子高生だけでなく、追加していただいた人は誰でも利用できるように設定しており、例えば子供の進路を不安に思う保護者の方もご利用いただけます!
一人でも多くの人に正しい政策を知ってもらい、活用してもらうことを目標に考えました。
『TheChange』:人々の「孤立」は潰せる。みんなに優しいプログラム!
「The Change」では、近年での20歳未満の自殺者がかなり少ないペースであることを発見!
しかし、新型コロナの影響により自殺者は増えました、、
なぜ自殺者が増えたのか?
コロナ期間に入り、家にいる事が多くなりました。
家の中にいることが増えて、「孤立」を感じるようになったのではないかと推察しました。
「孤立」することは自殺に繋がるというデータもあり、慎重に取り扱わなければならない問題と捉えます。
そこで、「心の健康診断」と「寄り道コンシェルジュ」の2つを提案!
「心の健康診断」では、心情の表れを記録し、孤立していることに気づくことを目的とします。また持続的に行うことができる事もポイントです!
「寄り道コンシェルジュ」では、専門家が一人一人に合った「居場所」を提案。既存の支援の提案を考えています。
学校にいても、家にいても居場所がない、そんな子供たちに一人でも多く気付き、助けたいという願いの籠ったプログラムです。
ユーティーさん、あべあさん、ほりぃさんからの講評
●「ゆびとま」への講評
最初に、発表者は1人とユーティーさんに言われていたのですが、私たちのチームでは、発表者がなんと2人!
発表者2人はオンライン参加だったのですが、現場の2人からも盛り上げをがんばりました!
それに関して「驚きの展開」であったと好評をいただきました。
またほりいさんから、横須賀についてよく調べ、足りない所を支援策として提示してくれたと好評いただきました。
一方で、横須賀JDGsと4つの要素はどちらかで良いという意見もいただきました。テーマがありすぎると伝わりにくいのですね、、、学びです。
●「へたれアベンジャーズ」への講評
へたれアベンジャーズでは、自殺者は女子高生が増えているということを、情報や分析を用いて適切に割り出していました。
また今既存の取組に近いことからも、実現の可能性が高いことがわかります。
一方で、女子高生の自殺要因には「著名人の自殺」も含まれており、そこに対するアプローチがあっても良いという意見もありました。
また、メインメッセージがもっと強くあっても良いという意見もありました。
ですが、プレゼン後のQ&Aではメリハリのある回答が炸裂し、挽回されていたと同じくあべあさんからの意見が!
●「The Change」への講評
The Changeでは、仮説に対するエビデンスを論文から得るなど、情報の豊かさが評価されました!
そして心の健康診断は今までにない案ではあるものの実現可能性も高く、解決策が持続的であることも素晴らしいとほりいさんとユーティーさんから評価がありました!
寄り道コンシャルジュはネーミングセンスがよく、専門家などがどのように集まるのか、人にしかできないところをより押し出した案にするとより良いという意見がありました!
今回のプレゼンを通しての学び
さて今回のプレゼンを通して皆さんはどう感じたでしょうか?
私は、意外と楽しいアイデアとか、自殺関係なくあったらいいアイデアが新政策として提案されていたなと感じます。
自殺を減らすにはどうしたらいいかと考える上で、私たちのチーム「ゆびとま」では、根拠のない自信をみんなが持つことができたらいいのに!という意見がありました。
本当にその通りだと思います。
そしていつもは考えることのないテーマ「自殺」に対して、学びを得る機会をいただけたことに感謝しています。
プレゼン後にも、GRゼミの皆さんが「家族の問題」への解決策や「人とのつながり」を深くするにはどうしたらいいのかを真剣に考える様子が伺えました。
一人一人がそのように深く考えることが解決の大きな一歩になるんだろうなと、痛感する1週間でした。
拝読していただいた皆様に少しでも学びがあると嬉しいです。
皆様の貴重な時間を頂いて、最後までお読みくださりありがとうございました!