よしだみわこ yoshida miwako

薬剤師で介護福祉士、料理研究家でサケ・エキスパートのよしだみわこ(吉田三和子)です。2013年脳出血で倒れ、その後遺症で右麻痺になりました。今は、家事全般をしつつ、母が経営するデイサービスの副施設長、月に数回昼食作りをしてます。(講談社より『デイサービスで人気の介護食83』発売)

よしだみわこ yoshida miwako

薬剤師で介護福祉士、料理研究家でサケ・エキスパートのよしだみわこ(吉田三和子)です。2013年脳出血で倒れ、その後遺症で右麻痺になりました。今は、家事全般をしつつ、母が経営するデイサービスの副施設長、月に数回昼食作りをしてます。(講談社より『デイサービスで人気の介護食83』発売)

マガジン

  • 49歳からのレッスン

    40代最後の一年、心豊かな50代を過ごすための準備の一年。 心を込めて大切に過ごしたい。

  • あじできおくがよみがえる

    ふと口にした時、昔食べたあの味に似ているー!と、思い出がむくむくと蘇ること、ありませんか? 蘇った記憶の備忘録。

最近の記事

光る海を眺めて思う

少し前の話。 2022年2月17日。 亡くなった友人を思い出しながら、 家から歩いてすぐの市境を超えて、 片瀬山の住宅地を歩いた。 ヘッドフォンから流れるBGMは尾崎豊の17歳の地図。 彼が尾崎を好きだったかどうか、もう30年も前で定かではない。 しかし、高校時代、折に触れみんなで聞いていた記憶。 高校生になり、仲間が増え、 友だちと過ごすことが何より大切だった高校生活。 恋愛感情抜きに、 私の高校生活を キラキラと輝かせてくれた友だち。 訃報を聞いた翌朝、 駅でバッグ

    • みんなに会う

      みんなに会いたいから、リハビリ頑張ろう」 そんな気持ちには、とてもなれなかった。 今まで普通に出来ていたことが 今まで通りに出来なくなるということは 全く想像していなかったのだ。 「心身機能の回復」を目的としたリハビリは、 私にとってストレス以外の何者でもなかった。 病気は治るものだと思っている私。 後遺症が残ることを受け入れていない私。 「心」と向き合う時間なんて与えてもらえず、 すぐに「身」のリハビリは始まるのだ。 そして、 「身」の運動と言葉のリハビリが始まる

      • サイレンの音

                            (残暑も枝豆が美味しいね!) 忘れないように、脳出血で倒れた頃のことを少し書き留めておきたい。 8年前、自宅で倒れた私、意識ははっきりしていた。 風呂から出て、ソファに座りバスタオルで髪を乾かしていると、 右側から身体がずり落ちてしまう。 「脳か?」 スマホに手をのばし、夫に電話をかけ、 テレビでSMAP×SMAPを観ながら、夫の帰りを待っていた。 「あー、右が動かないなー。」 「左脳で何かあったな。」 「生きてられるかな。」 「最

        • 私のはじまり

          先月の末、私は49歳の誕生日を迎えた。 写真は生まれたばかりの私と父。 これから起こる様々な出来事は 知る由もなく、 平和な顔をして生まれてきた。 人はみんな、ターニングポイントがいくつもあって、その度に立ち止まり考え、また動き出す。 私の40代の10年。大波小波。 40歳の始まり、夫の念願だった海外赴任の希望が通り、場所と時期の辞令を待つばかりだった。 このためにマンションを売り、仮住まいを得て、自分の料理の仕事、介護の仕事のクロージングもほぼ終わった。 このタイミン

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