小学生の英語学習アンケートと行動経済④
知識基盤社会
変化が激しく、
常に新しい未知の課題に試行錯誤しながらも、
対応することが求められる社会の事を
「知識基盤社会」と言います。
日本の子どもたちにとって、
地域基盤社会を生き抜く資質として課題となっているのが、
思考力や判断力や表現力を高めることである!
と言われています。
現在の小学校教育活動の課題
各教科での「知識・技能の習得」と、
「総合的学習の時間」での課題解決的な学習や、
探求活動との間に段階的な繋がりが乏しくなり,
思考力や判断力や表現力等が、
十分に育成されていないことが、
現在の小学校教育活動の課題とされているのです。
アンケート実績③
吉田行動経済研究所調べ
(2020年10月資料-アンケート最終結果)
「小学生の英語学習に関するアンケート」について、
アンケート分析3日目となります。
(有効回答数815名)
早速見て行きましょう。
Q5:小学6年生までに覚える英単語数は600-700語になることはご存じですか?
この二日間でのアンケート結果は以下の通りです。
質問1「2020年の学習指導要領が変更は知っているか?」
質問2「外国語(英語)の勉強会が新たに加わったのは知っているか?」
質問3「3年から外国語活動、5年から外国語が教科になるのは知っているか?」
質問4「英語の授業は、聞く・読む・話す・書くの4技能を育む事を知っているか?」
今回は質問5となります。
小学6年生までに覚える英単語数は600~700語!
どの程度の認知度になったでしょう。
知っている(はい)=85名(10%)
知らなかった(いいえ)=730名(90%)
以上となりました。
殆どの方が知らないと言う事です。
Q6:日常の中で英語を話す外国人と触れ合う機会はありますか?
コロナ前であれば、
様々な観光客や留学生もかなり増えて来てましたので、
日常的に話をする機会はあったかもしれませんね。
しかし今は激減していますので、
オンライン上で繋がらなければ、
触れ合う機会は圧倒的に少なくなっている気がします。
それでは見て行きましょう。
知っている(はい)=94名(12%)
知らなかった(いいえ)=721名(88%)
以上となりました。
コチラもかなり接する機会が少ないとなっています。
次期改訂(2030年)に向けての課題
様々な課題が教育改革を後押しします。
こうした社会像についての認識を継承しつつ…
更にグローバル化や情報化をはじめとした、
社会の加速度的な変化にどのように向き合い関わっていくのか?
が問われなければならないとされているのです。
将来の予測が困難な複雑で変化の激しい社会の中で、
求められる力の育成を、
各学校の教育課程や各教科等の授業まで浸透させ、
具体化をしていくことが、
これまで以上に強く求められることになるのです。
小学生の英語学習アンケートと行動経済④まとめ
現在シリーズでお届けしています
「小学校教育の在り方」
「小学校の英語教育の認知度と実態」
やはり大切なことは、
しっかりと現実と向き合い、
残すべき事は残し、
改善すべき所は抜本的な開拓や解決を行う!
そしてスピードをもって確実に実践する。
文科省のHPを隈なく見ていくと…
様々な思考と危機感を感じます。
だからこそ「心の時代」であると感じるのです。
明日はアンケート5日目の分析を、
記事に書かせて頂きます。