東京オリンピック開催におけるアンケートと行動経済①
東京五輪開催の行方
国際オリンピック委員会(IOC)
トーマス・バッハ会長は2021年3月10日、
今夏開催予定の東京オリンピック・パラリンピックについて、
「安全で確実」に開かれると述べたと報告がありました。
東京オリンピック・パラリンピックについて、
今夏に開催されるかどうか?においては、
すでに問題ではないとの回答で、
どのように開催されるかが焦点と書かれています。
アマチュアリズム
人気スポーツのスター選手には、
注目と資金が集まります。
しかし五輪は…
長らくアマチュアだけに扉が開かれた大会だったのです。
「スポーツは金もうけの手段ではない!」
とするアマチュアリズムを掲げ、
当初は学校の体育教師でさえも、
アマチュアと認められなかったそうです。
スポーツは万人の娯楽に
興行スポーツに出場したプロは排除!
1970年代初めまでは、
五輪選手が知名度を使って広告などで、
企業から報酬を得ることは許されませんでした。
ですので五輪は、
生活の心配なく競技に打ち込める、
経済的余裕のある若者だけが、
唯一目指せる舞台だったのです。
しかし20世紀後半から先進国で、
スポーツが万人の娯楽となりました。
この辺りから大きく変わり始めます。
ステート・アマ
「ステート・アマ」と言う言葉はご存知でしょうか?
一個人で報酬を得ない代わりに、
国家から報酬・物質的援助・身分保障をされ、
競技に専念できる環境を整えられたスポーツ選手です。
国際オリンピック委員会(IOC)は1974年、
現実にそぐわなくなったアマチュア規定を、
五輪憲章から削除したのです。
東京オリンピック開催におけるアンケート
吉田行動経済研究所調べ
(2021年2月資料-アンケート終了)
「東京オリンピック開催におけるアンケート」
アンケート実績
2021年2月12日(金)~2021年2月25日(木)までの
2週間を終えてアンケート人数は607名となりました
設問内容
設問①:4年に一度のスポーツの祭典『オリンピック』『オリンピック』を観るのは好きですか?
設問②:新型コロナウィルスの影響により開催が危ぶまれている『東京オリンピック』ですが、開催して欲しいですか?開催して欲しくないですか?
設問③:設問【2】で「開催して欲しい」とお答えいただいた方にご質問です。理由を教えてください。
設問④:設問【3】で「その他」とお答えいただいた方にご質問です。その他の理由を教えてください。
設問⑤:設問【2】で「開催して欲しくない」とお答えいただいた方にご質問です。理由を教えてください。
設問⑥:設問【5】で「その他」とお答えいただいた方にご質問です。その理由を教えてください。
設問⑦:コロナ禍の中で東京オリンピックを開催する為にはどのような対策が必要だと思いますか?
設問⑧:「その他」とお答えいただいた方にご質問です。どのような対策が必要だと思いますか?
設問⑨:実際に「東京オリンピック」は開催されると思いますか?中止になると思いますか?
設問⑩:その他、東京オリンピックの開催に関するご意見などございましたら、ご記入ください。
以上のように、今回は理由を中心に設問をさせて頂きました。
設問①:4年に一度のスポーツの祭典『オリンピック』『オリンピック』を観るのは好きですか?
まずはスポーツの祭典、
オリンピックを観るのは好きかどうか?です。
好き=236名(39%)
どちらでもない=176名(29%)
とても好き=118名(19%)
あまり好きではない=41名(7%)
嫌い=36名(6%)
好き・とても好きが354名で58%
どちらでもないが176名で29%
あまり好きではない・嫌い=77名で13%
以上となっています。
設問②:新型コロナウィルスの影響により開催が危ぶまれている『東京オリンピック』ですが、開催して欲しいですか?開催して欲しくないですか?
2020年に開催が出来ず、
2021年に延期となりかけている東京五輪。
本音はいかがでしょうか?
開催して欲しくない=255名(42%)
開催して欲しい=185名(30%)
わからない=167名(28%)
以上となっています。
開催して欲しくないの否定派が42%
開催して欲しいの肯定派が30%
分からないと言う意見が28%
揺れていますね…
東京オリンピック開催におけるアンケートと行動経済①まとめ
東京五輪開催はコロナ対策の成功次第はじめ、
東京五輪組織委員会の前森会長が発したジェンダー問題
東京五輪の聖火ランナーやボランティアの辞退等々…
課題は山積みです。
東京五輪は元々、
日本が和の文化を世界に発信する、
大きな大きなスポーツツーリズムと言う、
観光事業の切り札だったのです。
しかし、しかしです。
新型コロナウイルスの影響で、
その目標は果てしなく遠くなりました。
だからこそ!
情報発信を止めてはいけない!
私はそう感じるのです。
次回は様々な理由を中心に、
アンケート結果を発表していきたいと思います。
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