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福袋と行動経済

2021年の福袋オンライン抽選!

「福袋」と聞いて何を連想されますでしょうか?
お正月!
初売り!
ブランド!
お得!

それとも…残り物?

昨日12月1日、
ヨドバシカメラが運営する通販サイト
「ヨドバシ・ドット・コム」
は、
2021年正月の福袋「夢のお年玉箱」の、
抽選受付を開始
しました。

福袋は損失回避性

人は得をすることを求めるより、
「損をすることを避けたい」
と言う方が、
強い傾向があります。

これらは全て損失回避性です。
ですので最近の福袋は、
中身が見える福袋が増えている
のです。

開けてビックリ

昔は開けるのが楽しみだった福袋
しかし…
いくらお得だと言われても、
並んで購入して、
家に戻ってワクワクして袋を開けてみたら…
欲しいモノは無かった
と言うのもあります。

お正月に行列が出来る為に、
「誰にとっても価値あるもの」
でなければならないです。

そうでなければ、
今はSNSで叩かれまくる可能性があります。
お店の信用にもなりますからね…
本当に怖い時代です。

それでも「不確実性」を買う

「福袋」が中身が見えていてワクワクするか?
において考えますと…
私はあまり面白さを感じません
「福袋」の意味がないからです。

実は「福袋」は、
日本独特の商法だと言われています。
これ実は日本人の性格もあるかもしれません。

闇の中

福袋の中身はミステリアス
どのような商品が入っているか…
実は実際買ってみるまで闇の中&袋の中です。

これ…とってもリスキーですよね?
こんな売り方は、
日本以外の国では流行らないでしょう…
他国では裁判されるかもしれませんね。
何となく当たり前のような気がします。

数が重要

福袋はとにかく「数」がポイントです。
限定〇〇個!
先着〇〇名!
と言うフレーズ
がありますよね?
とにかく射幸心を煽られますので、
お正月の初売りで寒い中でも大行列が始まります。

更に「福袋」ですので、
様々なアイテムが複数個入っています
数で言うと「まとめ売り」としての特徴を持ちます。

価格設定

福袋の魅力は「価格」もあります。
1万円福袋(中身は3万~5万円相当)とか、
10万円福袋(中身は20万~30万円相当)とか…
中には100万円福袋と言うのもあります。

定価販売の半額以下や、
80%割引や90%割引も珍しくないのです。
大行列をなす理由大きなポイントは、
「数」と「価格」
主にこの二つでしょう。

おみくじと同じ感覚

日本人は「おみくじ」が大好きです。
運を天に任せる。
今年の初売り運を「福袋」で、
試しているのかもしれません。

福袋の中身は「不確実性」の方が、
日本人としては楽しめるのです。
時に大当たりの場合もあるので、
それはそれで「おみくじ」的要素として、
満足と言うより納得しやすいのでしょう。

福袋と行動経済まとめ

年始の初売りが福袋!
これはお正月の風物詩で醍醐味です。

コロナ禍によって制限させられるだけでなく、
リモートワークでのステイホームが増え、
ストレスが全ての世代で広がっています。

こんな時の「福袋」は、
少しでも喜ばせてあげて欲しいモノです。
人間は苦しい時の喜びや感動は、
いつまでも忘れないもの
です。

人間感情が落ち込みやすい今だからこそ、
「商売」を出さずに、
「絆」や「繋がり」を大切にした「福袋」

販売して頂きたく思います。

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