ブランド牛調査と行動経済学①
国民が選ぶ全国№1ブランド牛は?
和牛のブランド牛においてアンケートを取っています。
まだ数日で数はさほど多くないのですが…
皆さんは全国№1のブランド牛は何牛だと思いますか?
4日間データを取った中間報告がこちらです。
宮崎牛=1.8%
神戸牛=25.2%
近江牛=9.9%
但馬牛=2.3%
飛騨牛=5.9%
佐賀牛=3.6%
松坂牛=45.5%
石垣牛=1.4%
山形=1.4%
その他…
ご当地の名前が付いたブランド牛、
皆さんの想像通りでしたでしょうか?
中間・断トツの結果第一位
4日間の結果ではありますが…
断トツで抜きに出ているブランド牛がありましたね。
数字を見れば一目瞭然!
松坂牛です。
実に松坂牛だけで45.5%を占めていました。
その次が神戸牛で25.2%と大きく離れた二位です。
そして第三位が近江牛で9.9%となっています。
今回の調査は「近江牛」のブランド力アップと、
近江牛のスネ肉を使った、
「日本一のローストビーフ」を伝える為なのです。
築地で創業90年弱の近江屋牛肉店
現在、築地で創業90年弱続く近江屋牛肉店があります。
代表の寺出社長は築地市場の副理事長を任命され、
日々築地市場の事を考えながら、
広報やイベント企画を発信されています。
近江屋牛肉店は、
初代社長”寺出泰蔵氏”が滋賀県の近江屋本店で丁稚奉公し、
昭和4年に荒川区小台銀座で一般顧客向けに店を構えました。
二代目社長”寺出惠宥氏”が、
東京築地中央卸売市場の場外市場に店を移し、
料理店などへの卸売販売と飲食店への直接配送を行うと言う、
改革を進めたのです。
築地近江屋牛肉店三代目「寺出昌弘氏」の挑戦
築地で育った三代目”寺出昌弘氏”は大学卒業後、
スーパーマーケットにて流通の流れを勉強、
6年の修行を経て近江屋へ入社します。
従来の顧客を守りつつ…
実店舗だけの販売では無く、
インターネットやテレビ通販など販売手法の多様化に、
いち早く対応した経営を進めて来ました。
日本の台所・築地場外市場において食肉の「目利き」として、
銀座や日本橋の料理人に一目置かれる存在となっています。
100年企業へ向けた挑戦が続いている中で、
寺出氏は様々な改革を進めています。
創業90年の最高傑作「日本一のローストビーフ」
私も滋賀県出身ですので、
近江屋牛肉店さんはなぜか親しみが湧くのです。
それと寺出社長と志は似ているので、
とても気が合うのです。
そして…半端じゃないのが肉の美味さです!
近江屋牛肉店さんが作り上げたローストビーフ!
その名も「熟成脛(すね)ローストビーフ」です。
スネ肉のローストビーフ?ですが、
30日間熟成させた近江牛を5時間じっくりロースト!
一口、口に入れた時に感じるナッツの香りと、
僅かな塩加減…
思わず唸ってしまったほどです!!
近江牛の特徴
近江牛は日本三大和牛(近江牛、松阪牛、神戸牛)の中で、
400年という最も古い歴史があります。
松阪牛や神戸牛は約100年程度ですので、
圧倒的な歴史があるのです。
「近江牛の歴史」は、
食肉禁止だった江戸時代に遡ります。
当時、彦根藩だけは唯一、
牛の屠畜が許され、
牛肉は滋養の薬「反本丸(へんぽんがん)」として、
全国の諸侯に振舞われていました。
まだ「近江牛」というブランド名はありませんでしたが、
彦根牛肉として知られていたようです。
明治維新前後は農家から牛の取引に転身する者が出て、
全国に先駆けて、
各地からいい牛を滋賀県に集めていたようです。
日本人ほど食材の牛肉のおいしさを追求してきた国民は、
世界にいないと言われています。
近江牛の歴史は、
世界最古のブランド牛の歴史なのです!
そして近江牛の特徴は、
優れた肉質、
芸術的なサシ、
きめの細かい肉質、
融点の低い脂だそうです。
近江牛の中の最高肉へ
私がもう一つ応援したい理由が仕入先です。
私の生まれ故郷である滋賀県東近江市!
ココに近江屋牛肉店の仕入れ先「中川畜産」があります。
戦後に畜産農家として発展してきた「近江牛の老舗」なのです。
中川畜産では代々…
「牛の飼育には水が最も重要である」という教えを守っています。
良い水を飲んで育った牛は、
たくさんエサも食べて健康に成長するとの事です。
「世界一おいしい近江牛を一人でも多くの人たちに」と言う思いのもと、
近江屋牛肉店は最高のお肉を仕入れて販売しています。
ブランド牛調査と行動経済学
現在近江屋牛肉店様にご協力頂き、
30日熟成の熟成脛(すね)ローストビーフを、
抽選で10名様に当たるアンケートを実施しています。
食べた方が思わず唸るローストビーフですので、
ぜひ一度食して頂きたいと思います。
今回のアンケート調査は数日後にアップしたいと思います。
お愉しみに!
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